メルセデス「Sクラス」の魔法の絨毯にうっとり 20代女子はお姫様気分で乗りたい

モータースポーツの世界に割とドップリハマってしまった女子ライダー&ドライバー、小鳥遊レイラちゃんの女性目線によるインプレッション。今回のテストカーは、メルセデス・ベンツ「S500 4MATIC LONG」だ。

これが本当の「魔法の絨毯」

 今回の試乗は、いろいろな意味で初体験ばかりとなりました。試乗したのは、メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルにして高級セダンの代名詞、新型「S500 4MATIC Long」です。これまでクルマといえばSUVやスポーツカーばかりで、セダンにはほとんど乗ったことがありません。しかも新技術が盛りだくさん。驚かされることばかりでした。

今回試乗したのは新型「S500 4MATIC Long」です。車両価格は1724万円(消費税込)です
今回試乗したのは新型「S500 4MATIC Long」です。車両価格は1724万円(消費税込)です

 まずは発進。とにかく滑らかです。道路を走っているというより、滑っているような感じでスーッと進んでいきます。アクセルペダルのタッチもソフトで軽やか。3リッター直列6気筒ターボは433psもありますが、ハイパワーを誇示するでもなく、あくまでもジェントル。エンジンのクルマじゃないみたいな不思議な感覚でした。

 そして乗り心地! これは本当にビックリです。道路の継ぎ目やギャップなどほとんど感じさせません。「あれ? この道ってこんなに整備されてた?」と思ってしまうほど。

 よく駐車場の出入りなどで段差に乗ると、ガコンという衝撃を感じますよね。あれもほとんどなくて、「……おかしい。いま段差に乗ったはずなのに???」と、頭のなかはクエスチョンマークだらけ。首都高速の段差もスーッとクリアしてしまい、「……おかしい。首都高ってこんなに快適だった???」と、やっぱりクエスチョンマーク。この素晴らしいサスペンションは、現代の技術の結晶ですね。

 技術といえば、新型Sクラスにはいろいろな技術が山盛りです。全部紹介することはとても不可能なぐらい多機能なので、ここでは私が気に入ったものをいくつかピックアップしてみます。まずはブレーキホールド機能。クルマが停止した状態でブレーキを踏み続け「HOLD」が表示されると、ペダルから足を離してもブレーキがかかり続けます。クリープ現象を抑えてくれるのは楽ですし、ついうっかり前進させてしまう心配もありません。

 安全運転支援システムも、アダプティブクルーズコントロールやアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、アクティブステアリングアシスト、アクティブレーンチェンジングアシスト、渋滞時緊急ブレーキ機能、アクティブブレーキアシスト、緊急回避補助システムなどなど、全部盛りです。これらがあると高速道路での長距離ドライブなどが本当に楽で快適。疲れ知らずで走り続けることができます。

 しかもメルセデスの安全運転支援システムがいいなと思うのは、完全にクルマ任せにしないところ。あくまでも支援は支援、基本的にはドライバーが自分の目で見て、判断して、操作することを意識させてくれるので、運転に必要なほどよき緊張感を保てるんです。いい考え方だな、と思いました。

 そして新型Sクラスには、メルセデスとしては初のリアエアバッグが装備されました。フロントシートのバックレスト裏側にエアバッグが内蔵されていて、いざという時は瞬時にふくらんで衝撃を吸収してくれるそう。さすがにこればかりは体験できませんが、見た目にはエアバッグの存在を感じさせません。高級感たっぷりの後部座席まわりの質感をまったく損なうことがなくて、かなり配慮されていることが分かりました。

 シームレスドアハンドルやギミック満載の3Dコックピットディスプレイ、インテリアのなかでもインパクトたっぷりの12.8インチ有機ELメディアディスプレイ、シートのリラクゼーション機能などなど、本当に紹介しきれません。

 なかでも私がちょっと気に入ったのは、アンビエントライト。インテリアを演出するLEDの間接照明ですが、LEDの数が飛躍的に増えて、いままでの10倍の明るさとのことです。まるで高級クラブハウスにいるみたいで、走りと同じようにインテリアにもクルマを超えた上質さを感じました。

 駆け足でいろいろご紹介しましたが、正直な感想をいわせていただくと、これはやはり20代女子の私が自分で運転するタイプのクルマではないな、と。

 助手席や後部座席があまりにも快適なんですよね。誰かに運転してもらって、自分はその横か後ろでお姫さま or お嬢さま気分を味わいながら、のびのびとくつろぎたいな……。

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1件のコメント

  1. この記事は車を見せたいのか女の子を見せたいのかどっち?
    くるまのニュースは低俗サイト?

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