新型「MINI」を早くもチューニング! ACシュニッツァーが手がけたJCWとは
34psアップの265psとなったACシュニッツァーMINI
まずパフォーマンスアップグレードだが、これはいわゆるサブコンといってもいいパワーアップECUのことを指している。エンジンなどを統合制御している純正のECUはそのまま、各種センサーとECUの間でこのパフォーマンスアップグレードをバイパスさせるようにセットすることで、ノーマルの最高出力231ps/5200rpm、最大トルク320Nm/1250rpmを、265ps/5500rpmと390Nm/4500rpmにアップする。当然ながら、ACシュニッツァー製エキゾーストの装着にも対応している。
オリジナルのエキゾーストは、クロームとブラック、カーボンという3種類のテールエンドを選ぶことができる。ヨーロッパでの法的基準となるeマークを取得したアイテムであるため、音量自体は大きくないが、ノーマルマフラーとは音質が違っているため、装着したときの満足感は高いはずだ。
スプリングキットは純正サスペンションスプリングと交換して装着するもの。フロントは20mmから30mm、リアは25mmから35mm車高が低くなるため、引き締まったスタイリングを実現できる。
ホイールはACシュニッツァーの伝統的デザインを受け継いだペンタゴンデザインの「AC1」をセット。サイズは19インチで、タイヤサイズは215/35R19である。
エクステリアに装備されているのは、フロントグリルとフロントスプリッター、デカールセットとリアスカートプロテクションフィルムというものだ。マットブラックのグリルは精悍で、バンパーボトムに装備されるスプリッターは、空力面での装着効果はもちろんだが、視覚的な部分でのローダウンのアピールにも利いている。デカールセットは、ボンネットとボディサイドを彩るアピール度の高さがポイントとなっている。
インテリアパーツは次の2点が用意された。まずアルミニウムペダルは、すべり止めが施されたACシュニッツァーの定番アイテムだ。次にナビ操作などをおこなうiDriveコントローラーにも、アルミ製の『”Black Line” for the iDrive system controller』というカバーがセットされている。
新車購入時にフルエアロ・フルチューニングするオーナーがひと昔前は当たり前だった。しかし、新車を購入してすぐにフルACシュニッツァー仕様にしなくとも、ノーマルでの走りを十分に楽しんだあと、少しずつACシュニッツァーのパーツを装着してアップグレードしていけば、常に新鮮さを感じながらMINIとの生活を楽しんでいくことができるはずだ。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。