個性派レトロ軽トラに4WDを搭載!? 軽の未来を占う?「4WDEV軽トラック」のスゴさとは

自動車部品メーカーのヴァレオジャパンが「人とくるまのテクノロジー展 オンライン2021」に出展したデモカー「48V 4WDEV軽トラック」は、どんな特徴があるのでしょうか。

高出力版の「48V eDrive 25kW」も開発中

 仏自動車部品メーカー・ヴァレオの日本法人であるヴァレオジャパンが、2021年5月26日にオンライン上で開幕した日本最大の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 オンライン2021」に出展。群馬大学「次世代モビリティ社会実装研究センター」(CRANTS)と共同制作したデモカー「48V 4WDEV軽トラック」(以下、4WDEV軽トラック)を公開しています。

 見た目も個性的な4WDEV軽トラックですが、どんな特徴があるのでしょうか。

ヴァレオがCRANTSと共同制作したデモカー「48V 4WDEV軽トラック」
ヴァレオがCRANTSと共同制作したデモカー「48V 4WDEV軽トラック」

 4WDEV軽トラックは、ヴァレオの「48V eDrive 15kW」を車両の前後に1基ずつ、DC/DCコンバーターとあわせて搭載。最大出力30kW(約41馬力)を発揮します。

 ヴァレオによると、このシステムはベルトレス・モーター・ジェネレーターをベースとしていて、25kg以下と重量が軽く、サイズもコンパクトという特徴があります。

 重量1.2トンまでの車両への搭載に適していることから、日本の軽自動車や新区分の小型ニューモビリティ、欧州のL7e規格クラス、中国のLSEVなどに搭載することが可能ということです。

 さらに日本におけるハイブリッドカーやEVで中心となっている高電圧なシステムと比べ、48Vと比較的低電圧であることから、廉価なシステムとして実現されました。

 また、高出力版となる「48V eDrive 25kW」も開発中ということです。

 丸目のヘッドライトが装着されるなど独自の外装カスタムが施されている4WDEV軽トラックですが、初公開された2019年12月当時、ヴァレオジャパンのアリ・オードバディ社長は4WDEV軽トラックについて、「日本のチームが日本市場向けに開発した日本初の48V 4WD EVの軽トラックは、ヴァレオが日本でも電動化をリードしていく最初の一歩です」とコメントしています。

※ ※ ※

 ヴァレオジャパンは人とくるまのテクノロジー展 オンライン2021で、4WDEV軽トラックのほかに、シトロエン「アミ」に搭載されるベルト駆動式スターター・ジェネレーター「48V eAccess」や、市街地で12cm以内の精度での自車位置を推定する「Drive4U Locate」などを出展しています。

【画像】レトロな顔つきも特徴? デモカー「4WDEV軽トラック」を画像で見る(10枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

5件のコメント

  1. 4WDEV軽トラックの何がすごいのかまったく伝わらない。41馬力というだけ?期待していいのか?

  2. こんな感じの深いあおりも良いなと思います。

  3. ホンダバモスレトロ使用探しています。

  4. オプションでエンジン発電機とセット販売ならば
    山間部でも、どこまででも走れそうな気がします。

  5. オプションでエンジン発電機とセットで販売すれば
    山間部など、どこまでも走れる気がします。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー