背が高いのがカッコイイ! イカしたハイト系モデル5選
無骨なイメージながらスタイリッシュなクロカン車とは?
●トヨタ「70系 ランドクルーザープラド」
トヨタが世界に誇る本格的なクロスカントリー4WD車といえば「ランドクルーザー」シリーズです。
60年近い長い歴史があるランドクルーザーはこれまで数多くのモデルをラインナップしてきており、かつては「ヘビーデューティ」「ライトデューティ」「ステーションワゴン」の3タイプに分けられていました。
なかでもヘビーデューティの代表的なモデルが「ランドクルーザー 70」で、過酷な環境でも耐えられるようにシンプルな構造と、ハイテクに頼らない悪路走破性能が高く評価され、今も世界中で愛されています。
日本では1984年にランドクルーザー 70が発売されましたが、翌1985年には70系のライトデューティモデルとして「ランドクルーザーワゴン」をラインナップ。
外観はランドクルーザー 70に準じた2ドアのショートボディですが、主要なコンポーネンツは「ハイラックスサーフ」がベースでした。
そして、1990年のマイナーチェンジで車名が「ランドクルーザープラド」となり、4ドアのセミロングボディの追加とフロント周りの意匠変更がおこなわれ、より洗練されたデザインの乗用車らしさを強調。
ボディタイプは2ドアと4ドアのワゴンに4ドアの商用バンが設定され、搭載されたエンジンは4.2リッター直列6気筒、3.5リッター直列5気筒、2.5リッター直列4気筒ターボと、すべてディーゼルです。
また、リアデフには電動デフロックを装備するなど、本家のランドクルーザー 70ほどではありませんが悪路走破性も高められていました。
その後、ランドクルーザープラドは代を重ね、ハードすぎないクロカン車として現在に至ります。
●三菱「パジェロエボリューション」
かつて三菱はスポーツセダンの「ランサーエボリューション」シリーズを世界ラリー選手権に投入し、スバルやトヨタ、ランチアと戦いを繰り広げました。
また、世界ラリー選手権と並行して三菱が参戦していたのが「パリ-ダカール・ラリー」に代表されるラリーレイドで、クロカン車である「パジェロ」を投入。
総合優勝を含む好成績を収めることで、パジェロのイメージアップが図られ、1991年に登場した2代目パジェロはラリーで裏打ちされた性能やブランドイメージの高さから、RVブームをけん引するほどの大ヒットを記録。
さらに1997年にはパリ-ダカール・ラリー用マシンのベース車として、「パジェロエボリューション」を追加ラインナップしました。
パジェロエボリューションはランサーエボリューションと同様の手法でショートボディをベースにチューニングされ、エンジンは最高出力280馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒自然吸気を搭載。
トランスミッションは5速ATと5速MTを設定し、駆動方式はパートタイム式とフルタイム式の両方の特徴を併せ持つ「スーパーセレクト4WD」を採用しています。
ボディは全長4075mm×全幅1875mm×全高1915mmと巨大なオーバーフェンダーを装着した堂々とした体躯で、空力特性とオフロード性能を両立するように、大型フィン付リアスポイラー、ステップ付サイドエアダムを装備し、専用デザインの前後バンパーなどエボリューションの名にふさわしい迫力ある見た目を演出。
ほかにも車体剛性のアップとアルミボンネットによる軽量化や、ラリーで戦うこと前提にサスペンションも新開発の前輪ダブルウイッシュボーン、後輪マルチリンクの4輪独立懸架を採用しています。
そして、三菱はパジェロエボリューションをベースとしたラリーカーで、1998年のパリ-グラナダ-ダカール・ラリーの市販車改造クラスに参戦し、総合で1位から3位を独占する成績を収めました。
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クルマのデザインは良い悪いというよりも好むか好まざるかに分けられ、個人の捉え方で好きか嫌いかが決まるといえます。
たとえば、最後に紹介したパジェロエボリューションは、カッコイイと思うか下品と思うか、当時も賛否が分かれました。
しかし、強烈な個性を放っていたのは確かで、最近はこうした個性的なモデルが少なくなってしまったのは、寂しい限りです。
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