1600万円超の動く「超高級ホテル」 ラグジュアリー過ぎる「スプリンター」とは

もはやホテル!な高級キャンピングカー

 日本で主流のハイエースベースのキャンピングカーは、新車価格で500万円から800万円程度のものが多く、1000万円を超えるものはほとんどありません。

 しかし、アメリカではスプリンターベースの高級キャンピングカーが1600万円を超える価格で販売されています。

「アルティメット・トイ(究極のおもちゃ)」という企業が販売するこのキャンピングカーは、外見そのものはベース車両のスプリンター(2022年モデルのロングホイールベース仕様)と大きく変わりません。

 しかし、スライドドアを開けると、そこには高級ホテルのような豪華な空間が広がります。

 まず目に入るのは、2席の回転式キャプテンシートです。運転席と助手席を合わせると、4席の独立したシートが存在することになり、快適な空間で移動することができることがわかります。

 キャプテンシートの後方には、両サイドに3人掛けのカウチソファが用意されています。

 このソファを展開すると、クイーンサイズと同等のベッドとなり、大人2名と子どもが寝られる余裕スペースがあります。

 運転席の上部と車両後部にはディスプレイが設置されており、テレビやインターネットコンテンツを楽しむことができるほか、Wi-Fiも完備されています。

アルティメット・トイ社が販売している超豪華ホテル並みのインテリア(photo:Copyright c JamesEdition.com)
アルティメット・トイ社が販売している超豪華ホテル並みのインテリア(photo:Copyright c JamesEdition.com)

 最大の注目は、車両の最後部にあります。仕切りで区切られた最後部にはキッチンとトイレ、シャワー設備が備わっており、車内外からアクセスすることができます。

 決して広い空間ではないものの、設備そのものは家庭用のものと遜色なく、不自由な思いをすることは少ないでしょう。

 スプリンターベースのキャンピングカーはこれまで少なくありませんでしたが、その多くは事実上2人程度の利用しか想定されておらず、家族でキャンプやレジャーを楽しむにはやや不便でした。

 しかし、このアルティメット・トイ社製スプリンターは、最大で10名の乗車が可能であり、家族4人では十分なスペースが用意されています。

 仕様によって多少上下するものの、このスプリンターの価格はおよそ1600万円となっています。

 決して安くはありませんが、メルセデス・ベンツの高級SUV「GLS」や「Gクラス」の上級仕様と同等の価格と考えると、決して高すぎるということはないかもしれません。

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●James Edition
https://www.jamesedition.com/

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2件のコメント

  1. 1600万円かけてもこの程度だと、ちょっと値段と釣り合わない気がしますね。

  2. お金の使い方を知らない私は「1,000万の車を買い、一泊10万の宿に家族四人で何度か宿泊する」ほうが幸せになるかも。

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