「カッコ良い方が残る?」 トヨタ次期型アルヴェル&ノア3兄弟はどうなる? 統合・廃止で揺れる人気ミニバン
次期型アルヴェル&ノア3兄弟はどうなるのか?
長い前置きになった。次期型アルファード/ヴェルファイアとノア3兄弟において、今後どうなるか。
販売台数だけを見ると、ヴェルファイアとエスクァイアなど不要。
というか、兄弟車を作る必要無し。基本的には「グレードの1つ」ということになると考える。
日産でいえば、標準仕様とエアロ仕様の「ハイウェイスター」のような存在。軽自動車なども標準仕様とカスタム仕様を展開するなどふたつの顔を持つのが普通となっています。
実際、トヨタのトールワゴン「ルーミー」と「タンク」では、ルーミーのほうが販売台数で勝っていたこともあり、2020年9月のマイナーチェンジでルーミーに統合され1グレードにタンク顔が残るのみとなった。
また、ふたつの顔を用意するのはリスクヘッジになる。現行ヴェルファイアだって担当デザイナーは「売れる!」と考えたに違いない。
芸能プロダクションだって「売れる!」と思って新人をデビューさせるのに上手くいかないこともあります。
担当者のセンスが世の中の人と違ったってことです。もちろん100%当たるという保証も無し。ということでふたつの顔です。
どうやってふたつの顔を決めるか不明ながら、おそらくデザイナーの力量勝負になると思う。
そして決着付く。トヨタ全体から見ても失敗の確率は大きく減ることだろう。
こうなったらみっつくらいの顔を用意したっていいかもしれない。メーカーの統一フロントマスクにはならないものの、いろんなデザインあっていいと私は考えます。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
売れなかった方に納入している部品メーカーは大迷惑だわ。 金型や設備償却費をキチンと支払ってやって欲しい。トヨタは2年間の製品価格への割掛け償却だから。売れなきゃ大損。
国さんは、ヴェルファイアとエスクァイアが要らないように書くが、マーケティングの観点から言うと、どれも必要といえるかな。
本当に比較するべきは、アル・ヴェルvsエルグランド・オデッセイ、ノア3三兄弟vsセレナ・ステップワゴン。
かつては、オラオラ系がエルグランド、真面目系がアルファードだった。現行でアルファードがオラオラ層を攻め、ヴェルファイアは真面目層を攻めている。まだ、エルグランドは息があるが、オデッセイは風前の灯火だ。アル:ヴェルの比率は、その当時の次代のトレンドと、それ以上に宣伝広告が左右する。性能差やデザイン差でトレンドに差は出るものの、それ以上に宣伝投資が売上を左右するのだ。
そして、買い手、ユーザーから見れば、選べることが重要になる。価格や性能はいいんだけど、デザインはいまいちって経験は多い。アルファードクラスが欲しいんだけど、デザインが趣味じゃないんだよな~ってとき、エルグランドやオデッセイと比較される前に、ヴェルファイアがあることで、トヨタの利益は最大化される。同様なことが、コペンvsS660に言え、選べるコペンが生き残り、選べないS660は市場から淘汰された。
また、マーケティングで重要なことは、アル・ヴェルの商品企画を一緒の人間がやることだ。点ではなくゾーンを攻める。生活必需品でなくなったクルマには、こういうマーケティングが求められている。
この種のクルマに興味は無いのだが、エンジンをスバルに作らせれば前席設計の自由度が高くなり乗降も楽になるのでは?
短足ちびはクルマによじ登る事になっちゃってる。
コレからは電動と耳タコなんだが、ケーターハムが電動になったら面白いかも、ウィリーも楽々の四輪ってきっと楽しい。