最高級のおもてなし! 新型「メルセデス・マイバッハSクラス」欧州で販売開始 約2200万円から
独メルセデス・ベンツは2021年5月18日、欧州で新型「メルセデス・マイバッハSクラス」の販売を開始した。
ドイツでの車両価格は約2200万円から
独メルセデス・ベンツは2021年5月18日、欧州で新型「メルセデス・マイバッハSクラス」の販売を開始した。
新型メルセデス・マイバッハSクラスは、メルセデス・ベンツ「Sクラス」の持つ完成度の高さやハイテク機能と、マイバッハの持つ独自性や伝統を融合させたモデルで、2020年11月にデジタルで世界初公開された。
ボディサイズは全長5469mm×全幅1921mm×全高1510mm、ホイールベースは3396mmとなる。これは通常ボディのSクラスよりも全長は290mm、ホイールベースで290mm長く、ロングボディのSクラスよりも全長で180mm、ホイールベースで180mm長いサイズとなる。
クラシックな3ボックスのセダンタイプで、フロントはクロームメッキのフィンを備えたボンネットと、メルセデス・マイバッハ専用のラジエーターグリルが特徴だ。ボンネットの上にはメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターが輝き、Cピラーにはマイバッハブランドのロゴが備わり、独自性が強調されている。またCピラーには固定式ウインドウがあり、6ライトのデザインとなっている。
インテリアは、新型Sクラスの革新的なデザインに基づいている。ダッシュボードやセンターコンソール、アームレストのデザインは、視覚的に浮いているように見えるもの。新型メルセデス・マイバッハSクラスもデジタルとアナログが調和され、センターコンソールには12.8インチのOLEDディスプレイが標準装備される。
今回受注が開始されたモデルは、「S580 4MATIC」と「S680 4MATIC」の2グレード。
S580 4MATICは最高出力503ps・最大トルク700Nmを発生する4リッターV型8気筒ガソリン(M176型)に48ボルトハイブリッドシステムを組み合わせたエンジンを搭載、S680 4MATICは612ps・900Nmを発生するV型12気筒エンジン(M279型)を搭載する。両グレードとも四輪駆動の4MATICと組み合わされる。
メルセデス・マイバッハSクラスのドイツでの車両価格は、S580 4MATICが16万4565.10ユーロ(日本円で約2200万円。ドイツの付加価値税18%を含む。以下同)、S680 4MATICが21万7323.75ユーロ(約2890万円)となる。
ちなみに、メルセデス・マイバッハSクラスと同時にデビューした、V8エンジン搭載のメルセデス・ベンツSクラス「S580 4MATIC」のドイツでの価格は、12万6266ユーロ(約1685万円)からとなっている。
オプションでは、10種類のカラーコンビネーションが用意されているツートーンペイントが1万4875ユーロ(約198万円)、勾配のある場所でも楽な力で開閉ができるリア電動コンフォートドアが1606.5ユーロ(約21万円)だ。
またオプションで「リアアクスルステアリング(4WS)」も用意される(1547ユーロ:約21万円)。これはリアが最大10度操舵するもので、装備されていないモデルの最低回転サークル(直径)が13.1mなのに対し、装備モデルは11.2mと、約2m減少する。これにより都市部での操作性が向上する。
さらにガイドラインや警告マークを路面に投影するなど、いままでにない新しい機能を実現するヘッドランプ技術「DIGITAL LIGHT」(2249.10ユーロ:約30万円)なども用意される。
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2015年の市場導入以来、先代メルセデス-マイバッハSクラスは世界でおよそ6万台が販売された。2019年にはおよそ1万2000台と、いままでで最大の販売台数を記録している。
とくに中国市場では2019年に、2ケタの成長率を見せた。ロシアや韓国、米国、そしてドイツといった国々で伸びているという。
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