3ナンバー車の税金が1番高い? ナンバー区分で異なる意外な事実とは

6ナンバーは遭遇したら激レア? グレーゾーンな車種とは

 0ナンバーと9ナンバーは共に、大型特殊自動車と呼ばれる区分で、その名の通り大型で特殊な作業に使用する車両が該当します。

これも8ナンバーGTRのパトカー
これも8ナンバーGTRのパトカー

「長さ4.7mを超えるもの、幅:1.7mを超えるもの、高さ:2.8mを超えるもの、最高速度:15km/hを超えるもの」と、それぞれどれかひとつでも該当すれば大型特殊自動車になります。

 特殊な作業とは、主に建設や道路整備なので、ショベルカーやロードローラーなどが当てはまり、建設機械が0、それ以外が9になります。

 なお、税金面では大型特殊自動車は固定資産税での扱いです。固定資産税の計算は「課税標準額(1,000円未満切捨て)×税率(1.4%)=税額(100円未満切捨て)」となり、300万円の建機機械で4万2000円、1000万円で14万円、1億円で140万円となります。

 最後に紹介するのは、見つけたら奇跡ともいえる小型貨物三輪車です。

 貨物自動車で三輪車、さらにそのなかでも小型のものになります。

 前述の5ナンバー(7ナンバー)通り、三輪車は大昔に生産がほとんどなくなっているため、この区分を公道で見かけることはほとんどなく、幻の6ナンバーといってもいい区分です。

 このように、複雑な区分が存在するなかで、グレーゾーンともいえる車種もあります。

 その一例として、タイのタクシーで使われることが多い「トゥクトゥク」は、日本で走ると三輪車となるものの、排気量によって軽自動車に値するかと思えば、そうではなく、側車付二輪自動車に該当します。

 側車付二輪自動車では、ヘルメットの装備義務がなく、また人数乗車も座席の数だけ増設が可能です。

 そうしたなかで、実際に後席2列の7人乗りのトゥクトゥクが存在。これは、排気量が660ccにもかかわらずヘルメットの必要はなく、シートベルトも必要はないうえで7人乗りとなります。

 軽自動車の定員は4人乗りとなっていますが、従来の箱型ボディではなく、ドアも無い仕様にもかかわらず、区分の違いで公道での走行が可能です。

【画像】8ナンバーの特殊車両や1ナンバーのトラック、様々な区分のクルマたち(12枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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