3ナンバー車の税金が1番高い? ナンバー区分で異なる意外な事実とは
クルマのナンバープレートには、そのクルマを区分を表す3桁の分類番号が記載されています。基本的には、0から9までの番号が振り分けられていますが、それらには、どのような種類があるのでしょうか。
普通車で見かける3ナンバー&5ナンバー それ以外はどんなクルマ?
クルマのナンバープレートには、 分類番号(区分)と呼ばれる3桁の数字が地域名の横に記載されています。
その区分によって、自動車税などが異なりますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
区分には、0から9まで存在しますが、それらは複雑に混在しています。一般的には、3ナンバーや5ナンバーと呼ばれる普通車が身近な存在として挙げられますが、そのほかの区分はどのような車種が該当するのでしょうか。
まず、身近な3ナンバーと5ナンバーの違いとは、どのようなものなのでしょうか。
3ナンバーの定義的には、乗車定員10人以下の普通自動車となり、「全長4701mm以上、全幅:1701mm以上、全高:2001mm以上、排気量:2000cc以上」の車種が該当。
税金面では、排気量ごとの区別となり1リッター以下の2万9500円から6リッター超の11万1000円まで10区分存在し、自動車税のなかでもっとも高い区分を持つのが、意外にもこの3ナンバーです。
5ナンバー(7ナンバー)は、普通車のなかで、「全長:4700mm以下、全幅:1700mm以下、全高:2000mm以下、排気量:2000cc以下」のすべてを満たしていれば、5ナンバーに区分されます。
実は、かつて7ナンバーもこの区分であり、5ナンバーが増えてきたため、7ナンバーをこの区分に宛がいました。
もともと7ナンバーは、三輪自動車に割り振られていたナンバーですが、大昔に三輪自動車の生産はほぼなくなってしまったため、この番号が使われたのですが、これはまだ分類番号2桁のときの話です。
現在では、前述の通り3桁の数字となり、事足りてしまっているので、通常のナンバー発行では7ナンバーが使われることがなくなりました。
税金面では、3ナンバーと同じ排気量別となり、金額も変わらず、重量税についても同様です。
次に2ナンバーは、普通乗用車のなかでも定員11人以上の車両になります。
普通免許及び準中型免許では10人乗りまでしか運転できないため、この車両は運転できないことになり、運転する場合には中型免許以上が必要となります。
2ナンバーに該当する車両は、送迎用などのトヨタ「ハイエースコミューター(14人乗り)」が当てはまります。
税金面は、一般的なクルマのような排気量ではなく、乗車定員で税額が決まります。
乗車定員30人以下の車であれば3万3000円それ以上の区分だと31人、41人、51人、61人、71人、81人以上まで区分があり、最高額は8万3000円です。
ちなみに、3ナンバーや5ナンバーなどの、最高税額6リッター以上区分は11万1000円になり、2ナンバー区分の最高額より安いことになります。
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次に警察車両で馴染みのある8ナンバーは、特種用途自動車と呼ばれる自動車でパトカー、消防車、教習車などがこれに該当します。
キャンピングカーも一定の条件を満たすと8ナンバー登録が可能で、自動車税の税額については、普通車より少し安いくらいで、1リッター以下2万3600円、6リッター超8万8800円で10段階に分かれています。
おおよそ3(及び5)ナンバー車の税金区分が1段階ずつ下がったよう金額に近いイメージで、重量税も安くなる傾向にあります。
この影響もあってかその昔、特種用途自動車に区分されるような装備を付けて、車検を受けることで8ナンバー車として登録した後、装備を外し普通車として使用するといった不正が横行しました。
そのため、現在では基準が厳しくなり、一般車両の8ナンバーはほとんど見かけなくなりました。
次に、街中で稀に見かけることのある1ナンバーは、普通貨物車といわれる車種がこれに該当します。
普通車の定義は、全長12m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下が定義されており、この規格のうち貨物用途のクルマを普通貨物車と呼び、1ナンバーに区分されます。
貨物車というとイメージするのはトラックですが、実はそれだけではありません。
以下の貨物仕様の条件を全部満たせば、普通車でも、1ナンバーでの登録することが可能です。
・車両が「長さ4.70m、幅1.70m、高さ2.00m、排気量2,000cc」を超えること
・荷物を載せるスペースの床面積が1平米以上あること
・座席部分より荷物を載せるスペースが広いこと
・乗車定員の重量が荷物の積載可能重量よりも軽いこと(乗員一人55kgとして計算)
・荷物の積卸口は縦横80cm以上あること(トラックを除く)
・荷物を載せるスペースと人が乗る席の間に壁や保護仕切りがあること(最大積載量500Kgの場合は座席で守られている必要あり)
これらの条件を見事満たして、1ナンバー登録をすると、自動車税が3ナンバーの排気量区分から最大積載量区分に切り替わり、税金面では1トン以下8000円から1トンごとに異なり7トン超8トン以下4万500円まで区分があります。
稀に街中で見かけるトヨタ「ランドクルーザー」やキャデラック「エスカレード」が1ナンバーをつけている場合がありますが、これはこの税金区分により3ナンバーをつけるより税額が安くなることがあるためです。
しかし、毎年車検になったり、後席を取りはずして荷物スペースを増やすなどが必要となります。
また、4ナンバーの定義は、貨物の輸送に使われる小型自動車です。
「全長:4.7m以下、車幅:1.7m以下、車高:2.0m以下、排気量:2000cc以下」のすべてを満たしていてかつ、1ナンバーの解説で記載の貨物仕様条件を満たせば登録可能です。
税金も1ナンバー区分と同じで最大積載量ごととなり、1トン以下8000円から1トン毎に、7トン超8トン以下4万500円。なお、軽自動車の4ナンバー(自家用車)だけは最大積載量区分ではなく5000円です。
まったくデタラメの記事ですね。
7ナンバーは5がいっぱいになったら使われます。
二桁時代にもいっぱいあったし
最近だと3桁軽自動車にも使われてます。
キャンピング8ナンバーは昔は都道府県によって
税額が違いましたが概ね今よりもだいぶ安かったので
不正登録みたいな車が多くなり
今の乗用車の2割引きぐらいになったのです。
1984年までは7ナンバーは三輪小型乗用車用です。ちなみに6ナンバーは三輪小型貨物車です。登録的にこれらはほぼ無くなっているので、三輪の枠を無くした物です。ですから6ナンバーは4ナンバーが枯渇すると小型貨物車に、7ナンバーは小型乗用車用として使われています。
形状としては前1輪、後ろ2輪です。
記事の題材は良いんですが、
読みにくいですね。
例えば、
『 3ナンバーの定義的には、乗車定員10人以下の普通自動車となり、「全長4701mm以上、全幅:1701mm以上、全高:2001mm以上、排気量:2000cc以上」の車種が該当。』
ですが、「全長、全幅、全高、排気量」の条件"全て"を満たしている事に見えてしまうこと。
後述の5ナンバーの定義を見て初めてこの条件が"いずれか"である事が分かります。