「自動車税」約9割が負担に感じる!? 納税は義務だけど高すぎる! 車の税金に不満続出
クルマの所有者には5月のGW頃に自動車税の納税通知書が送られてきます。自動車税は毎年支払い義務のある税金ですが、ユーザーはどのように思っているのでしょうか。
今年の自動車税、もう納付した?
毎年5月のゴールデンウィーク前後になると、4月1日時点でクルマを所有する人(車検証の登録名義人)に、1年分の自動車税種別割または軽自動車税種別割(以下、自動車税)の納税通知書が届きます。
自動車税はクルマを所有する上で毎年支払う義務のある税金ですが、この自動車税についてユーザーはどう思っているのでしょうか。

くるまのニュースでは自動車税についてのアンケートを実施し、SNSユーザーの意見を募りました。
「令和3年度(2021年度)の自動車税・軽自動車税の納税通知書は届きましたか?」という質問に対して、「届いた」が93.1%、「届いていない」が6.9%となりました。
都道府県や市区町村によって届くタイミングに違いがあるものの、2021年5月17日現在では多くのユーザーが納税通知書を受け取っている状況となっています。
次に「令和3年度の自動車税・軽自動車は納付しましたか?」という質問では、「すでに納付済み」が43.8%と半数近くのユーザーが納付済である一方、まだ納付していない人が56.2%と過半数を占める結果となりました。
とはいえ、まだ納付していない人のなかでも「期限までに納付する予定」と回答した人は50.6%と、ほとんどのユーザーが期限までに納付を完了させる予定ということになります。
なお、2021年の自動車税の納期限は5月31日(月)となっています(青森県や秋田県などは6月30日)。
これを過ぎると、督促がおこなわれるほか、官公署や勤務先、金融機関などに対する調査を経て、財産(給与や貯金、クルマなど)の差し押さえがおこなわれるとされています。
また、納期限の翌日から納付の日までの期間に応じて延滞金が加算されます。
令和2年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響による収入減少で納付が困難な人に対して「徴収猶予」「分割納付」といった救済措置が取られましたが、2021年においても一定の条件を満たした人への猶予などがおこなわれることになっています。
自動車税の税額は、エンジンの排気量によって決まります。1リッター以下は2万9500円、1リッターから1.5リッターは3万4500円、1.5リッターから2リッターは3万9500円といったように500ccごとに税額が上がり、4.5リッターから6リッターは8万8000円、6リッター以上は11万1000円となっています。
2019年10月以降に新車を購入した場合は、1リッター以下が2万5000円、1リッターから1.5リッターが3万500円、1.5リッターから2リッターが3万6000円に減税されました。
なお、軽自動車(660cc)は1万800円(2015年3月31日までに最初の新規検査を受けた車両は7200円)、環境に優しい電気自動車やプラグインハイブリッド車などは登録した翌年度分の自動車税が軽減されます(グリーン化税制)。
アンケートでは「今回納付する税額(複数台所有の場合は合計税額)」について聞いたところ、もっとも多かったのは3万円台(25.78%)で、次いで1万円台(25.0%)、1万円以下(13.28%)、4万円台(12.5%)と続きます。また、なかには10万円以上を納付するという回答者もいました。
















