VW新型「ティグアン」日本上陸! 320馬力の「ティグアンR」も同時登場
フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は2021年5月12日、ミドルサイズSUV「ティグアン」を4年ぶりにマイナーチェンジ、改良新型を発表・発売した。
ティグアンのエンジンは1.4TSIから1.5TSIに変更
フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は2021年5月12日、ミドルサイズSUV「Tiguan(ティグアン)」を4年ぶりにマイナーチェンジ、改良新型を発表・発売した。
新型ティグアンはエクステリアを一新。新しいLEDヘッドライトを備えフロントエンドが変更されている。また全長はマイナーチェンジ前と比べて15mm伸び、全長4515mm×全幅1840mm×全高1675mm、ホイールベースは2675mmというボディサイズになっている。
パワートレインは、従来の1.4TSIエンジンに代わり新たに1.5TSIエンジンを搭載。アクティブシリンダーマネージメント(気筒休止機能)が搭載されており、走行シーンに応じて4気筒から2気筒へ切り替え、燃費を抑制する。
最高出力は150ps・最大トルクは250Nmを発生。トランスミッションは従来の6速DSG(DCT)から7速DSGに変更、WLTCモード燃費は14.3km/Lとなる。
また同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」を全車標準装備。これは従来の「Traffic Assist」をさらに進化させたシステムで、ドライバーがあらかじめ設定した車速内において、前走車との車間距離および走行レーンの維持をサポートする。
ステアリングホイールに設置されている「Travel Assist」ボタンを押すだけでシステムを起動することができ、高速道路などの長距離移動において安全性の向上と疲労の軽減に寄与する。
またLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」は、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されたLEDを個別に制御することで、最適な配光を可能としたシステムとなる。
常時コネクテッドの新世代インフォテイメントシステムを採用。オンラインサービス「We Connect」と合わせることで最新の渋滞情報を入手できることに加え、スマートフォン専用アプリにて窓の閉め忘れや車両駐車位置などの車両情報を確認することができる。
またフォルクスワーゲンのSUV初のハイパフォーマンスモデル「ティグアンR」を追加設定。ティグアンRはフロントおよびリアバンパー、21インチアルミホイールなど専用アイテムを装備し、エンジンは最高出力320ps・最大トルク420Nmを発生する2.0TSIエンジンを搭載する。
モータースポーツの世界からフィードバックされて新たに開発された「Rパフォーマンス・トルクベクタリング」というトルクスプリッター付き4輪駆動システムを、VWモデルで初採用。これは前輪と後輪の間だけでなく、後輪の左右のホイール間の駆動力も配分することができるため、とくにコーナリング時において高い敏捷性を得ることができる。
その他ドライブモード内にある、ティグアンR用に特別に開発されたRACEモードでは、エンジンサウンドが高まり、トランスミッションやダンパー調整などをよりスポーティな設定に変更が可能だ。
●VW新型「ティグアン」車両価格(消費税込)
・ティグアン TSI Active 407万9000円
・ティグアン TSI Elegance 483万9000円
・ティグアン TSI First Edition(特別仕様車) 524万9000円
・ティグアン TSI R-Line 503万9000円
・ティグアン R 684万9000円
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ティグアンは世界でもっとも成功しているVWモデルのひとつで、2019年には91万1000台が生産され、ヨーロッパではベストセラーSUVの座に輝いている。
2017年に日本導入された第2世代ティグアンはMQBプラットフォームを採用し、これまでに日本で1万7012台を販売したVWのラインナップを代表するSUVモデルになっている。
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