なぜSUVが人気? 次の愛車もSUVは〇%? 逆にSUVを選ばない意外な理由とは
現役SUVオーナーは次もSUVを愛車に選ぶのか?
SUVの現役オーナーに、次期愛車の予定について聞いてみました。およそ7割のSUVオーナーが「次もSUV」との回答。その理由は「もう視界が低いクルマには戻れない」というのが最多でした。
そのほかでは「使い勝手が良いから」との意見も多数ありましたが、これは「5ドアで荷物の積載が容易」というものと、「街にも山にも海にも似合いシーンを選ばない」というふたつの意味がありました。
逆に「次はSUV以外」と答えた人からは「SUVが増えすぎ」という声が多数で、日産「ムラーノ」に乗るHさんは、「ミニバンが多かったのでほかとは違う選択をしたつもりでしたが、あれよあれよと街を走るSUVが増えて、全然個性的じゃなくなってしまいました」といいます。
また、トヨタ「RAV4」オーナーのAさんは、「視界は高いのですが、まわりを走っているクルマも背の高いSUVばかりになって、最近はあんまり見晴らし良くないです」と苦笑い。
次に多かった意見が「思ったほど悪路を走る機会がない」ということです。本格的なオフロード4WDほどとはいわないまでも、最低地上高が高いことから多少の悪路も走破できるSUVですが、現実はその「多少」すら走らないまま手放すオーナーも多いそうです。
今回話を聞いたYさんも、愛車のスバル「フォレスター」でオフロードを走った記憶はないといいます。
次はSUVを選ばないという理由でほかにあがったのは、「燃費が悪い」「4WDだからか小回りが利かない」などでしたが、これは中大型のSUVオーナーからの意見で、コンパクトSUVのオーナーから同様の声は聞かれませんでした。
クルマのサイズや世代を問わず共通してあがった不満は、「車重が重いからかタイヤの減りが早い」というもので、しかも「タイヤが高い」とのこと。
近年の人気から需要が増えたこともあり、SUV用のタイヤは以前よりずいぶん安くなりましたが、そもそも同クラスのセダンやハッチバックと比べるとタイヤサイズが大きいためどうしても割高になります。
たとえば、14インチや15インチを履く「ヤリス」に対し「ヤリスクロス」は16インチあるいは18インチが標準。タイヤの価格には当然差が出てきます。
それでも性能だけでなく見た目のカッコ良さも含めると、必要な維持費と割り切るしかないでしょう。
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SUVオーナーの生の声を聞くと、総じて満足度が高いことが感じられます。不満があるといってもその多くは「他人とのかぶり」やオーナーのライフスタイルによるもので、SUV自体に対するネガティブな意見はあまり聞かれませんでした。
満足度が高く「次もSUVに乗りたい」と思うオーナーが多いことこそ、SUV人気が一過性のブームで終わらず長く続いている理由なのではないでしょうか。
suvより軽バンが強い 維持費安いからな
自分は老人少し前と勝手に思っているのだが
若い人は否定するかもしれないが、SUVの良さは乗降性の良さだと思う。特にCセグ程度のSUVであれば、「よっこいしょ」が無く乗り降りできる。
ヤリスとヤリスクロスのe-fourで、どちらを選ぶと言われたら、乗降性の良し悪しは重要なファクター。
最近ヤリスみたいにコンパクトsuvも増えてきて人気あるよね。
走りの快適さ、走る楽しさという重要な観点が含まれていないという日本人の特徴が出ている。この観点からすると、SUVは選択肢に挙がらない。ヨーロッパ人と異なり、走りなどどうでも良いのであろう。