なぜSUVが人気? 次の愛車もSUVは〇%? 逆にSUVを選ばない意外な理由とは
もはや定番人気のジャンルとなったSUV。その人気の理由を探るべく、実際に乗っているオーナーにSUVのメリット・デメリットや次のクルマもSUVを選ぶのかなど、本音を聞いてみました。
もはや一過性のブームじゃない! 定番人気を獲得したSUVの魅力とは
昨今のSUV人気は止まることを知らず、毎月の登録台数ランキングでは常に4、5車種がトップ20に入っています。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表する登録台数ランキング(軽自動車を除く)のトップを快走するトヨタ「ヤリス」には小型SUVの「ヤリスクロス」も含まれていますが、ヤリスクロスの2020年度の登録台数は6万4550台(トヨタ資料より)。
1か月あたり約9221台を登録するなど、コンパクトSUVのなかで、ヤリスクロスはいま勢いのあるモデルのひとつであることがわかります。
さらに今後、トヨタは「ランドクルーザー」と「カローラクロス」、日産は「アリア」や「エクストレイル」、スバルは「レガシィアウトバック」といったニューモデルの登場が噂されているなど、どんどんSUVが増加している状況です。
もはや定番ジャンルとなったSUVですが、これほどまでに人気となっている理由はいったい何なのでしょうか。実際にSUVに乗っているオーナーにSUVの良いところを聞いてみました。
もっとも多かった意見は「見晴らしが良くて運転がしやすい」ということです。SUVはセダンやワゴンより車高が高く、視点も高くなるため、前を走るクルマの先まで見通すことができます。
ホンダ「CR-V」に乗るSさんは、「前走車のさらに前のクルマの動きが分かるので、安全運転につながっていると思いますし、同乗者もクルマ酔いしづらくなったといってます」とコメント。
その一方、車高がそこまで高くないクロスオーバーのオーナーは若干違うようで、コンパクトカーからスバル「XV」に乗り換えたMさんは、「シートの高さがちょうど良くて、乗り降りが楽になりました」といいます。
XVはベースとなる「インプレッサスポーツ」より最低地上高が70mmほど高く、乗り込む際に腰を横にずらした位置にちょうどシートの座面がある高さを実現。
身長にもよりますが、腰を落として乗り込まなければならないクルマとは身体への負担が違い、楽に乗り込めるのがポイントとなっています。
また、「車格によるヒエラルキーが気にならなくなった」という意見も多数ありました。
たとえば、かつてのトヨタは「クラウン」を頂点とするピラミッドがあり、「カローラ」に乗っていて隣に「マークII」に並ばれるとちょっと悔しいという雰囲気がありましたが、乗っているのがSUVなら信号待ちで何に並ばれようとも気にならないというのです。
BMW「X1」に乗るNさんは、「BMW『5シリーズ』が隣にきても、ジャンルが違うからか何とも思いません。X1の前は『3シリーズ』に乗っていたのですが、そのときは隣の5シリーズから目をそらしていました」と笑います。
そのほか、「頭上のスペースに余裕があって室内が広い」や「ちょっとした段差や路面のデコボコなどを走っても気にならない」というコメントも、メリットとして複数のオーナーから挙がりました。
suvより軽バンが強い 維持費安いからな
自分は老人少し前と勝手に思っているのだが
若い人は否定するかもしれないが、SUVの良さは乗降性の良さだと思う。特にCセグ程度のSUVであれば、「よっこいしょ」が無く乗り降りできる。
ヤリスとヤリスクロスのe-fourで、どちらを選ぶと言われたら、乗降性の良し悪しは重要なファクター。
最近ヤリスみたいにコンパクトsuvも増えてきて人気あるよね。
走りの快適さ、走る楽しさという重要な観点が含まれていないという日本人の特徴が出ている。この観点からすると、SUVは選択肢に挙がらない。ヨーロッパ人と異なり、走りなどどうでも良いのであろう。