ホンダ「フィット」全面刷新から1年! 販売面ではどう? 心地よさは伝わった?

ホンダ「フィット」が2020年2月にフルモデルチェンジしてから1年以上経過していますが、この1年の販売動向はどうなっているのでしょうか。

フィット全面刷新から1年どうだった?

 2020年2月にフルモデルチェンジされ、発売1年以上を経過したホンダ「フィット」。同時期にはライバルのトヨタ「ヤリス」も発売されましたが、それぞれの売れ行きはどうだったのでしょうか。

ホンダ「フィット」全面刷新から1年、どう?
ホンダ「フィット」全面刷新から1年、どう?

 フィットが発表された当初、ホンダは次のようにアナウンスしています。

「2020年2月13日に発表した新型フィットの累計受注台数は、約1か月後となる3月16日時点で3万1000台を超え、月間販売計画1万台の3倍以上となる好調な立ち上がりとなりました」

 新しくなったフィットは、これまでのグレード構成を変えて、ユーザーのライフスタイルに合わせた「ベーシック」「ホーム」「ネス」「クロスター」「リュクス」の5つのタイプを設定することで、幅広い層をターゲットにました。

 当初の販売構成比では、ホーム、ベーシック、クロスター、リュクス、ネスの順となっており、ホンダは「お客さまのライフスタイルやライフステージに合わせた5つのタイプ設定により、幅広いお客さまからご支持をいただいています」と説明しています。

 また、ユーザーがフィットを選んだ主な理由については、ホンダは次のように説明しています。

「極細のフロントピラーや水平基調のインパネと、シンプルで見やすいバイザーレスメーターがもたらす心地よい視界や、日常シーンのほとんどをモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現する『e:HEV』はその乗り心地のよさと共に、7割以上のお客さまに選んでいただいております」

 発売以降の動向について、2020年度(4月-3月)の登録台数を日本自動車販売協会連合会(自販連)が公表しています。

 それによると、フィットは6位9万4311台を記録し、新型コロナウィルスの影響を考慮したとしても、年間販売目標となる12万台に届かない厳しい結果となりました。

 また、フィットと同時期に発売されたライバルとなるトヨタ「ヤリス」は、自販連の公表では20万2652台となっています。

 しかし、自販連の公表するヤリスには「ヤリスクロス」、「GRヤリス」が合算されており、ヤリス単体(ガソリン車・ハイブリッド車)では約13万110台(2020年度・トヨタ調べ)です。

 目標台数、ライバル比で苦戦を強いられたフィットの約1年の販売動向について、ホンダの販売店は次のように話します。

「シンプルにもかかわらず個性的なスタイリングは、往年のホンダ車的で、ホンダファンには支持されていますが、正直にいって売りにくいクルマです。

 ヤリスのように世界トップクラスの低燃費といった分かりやすい訴求ポイントが打ち出しづらいため、新規のお客さまへアピールは苦戦します。

 フィットのコンセプトが『心地よさ』なので、実際に乗っていただいて、質感に触れていただければこのクルマの良さは伝わると思うのですが、コロナの影響でお客さまにお店まで足を運んでいただけず、魅力をお伝えするのに苦労しています」

 また別の販売店は次のように説明します。

「以前は、コンパクトカーといえば若い方々がメインのお客さまでしたが、最近は高齢者層が大きな割合を占めるようになっています。

 年齢の高い層にとって、シンプルなフィットは少し地味に映っているっているような気がします。

 フィットのミニマルなデザインは、若い人に好評ですが、シニア層にはわかりにくいのかもしれません」

※ ※ ※

 また、2020年12月にはフィット、ヤリスとライバルとなる日産「ノート」がフルモデルチェンジして発売されました。

 フィット、ヤリスと同じく低燃費性能を持ち味としており、今回の新型モデルではガソリン車を廃止するなどの英断をおこなっています。

 さらにノートは2021年中頃にいくつかの派生車が登場するともいわれており、ライバル勢の動向を考えると、フィットにとっては2020年以上に厳しい展開になるかもしれません。

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コメント

1件のコメント

  1. 居住性ばかり気にして走りを捨ててりゃ
    心地よくねーだろw
    マジで初めてFIT以外乗らなきゃいけない気がしてる