人気ソロキャンプに異変? テントでなく車中泊増加 熊被害に関係か
「熊は凶暴」は本当? もし熊に遭遇したらどうする?
昨今、熊被害が多いことはさまざまなメディアで報じられていますが、なぜそのような状況になっているのでしょうか。
長野県軽井沢町で、人と熊との共存に取り組んでいるNPO法人「ピッキオ」のスタッフに聞いてみました。
「よくいわれますが、山中で熊の餌となるドングリや栗などが減っているというのも、要因としてはあると思います。
ただ、それよりも原因として考えられるのは、里山の崩壊です」(ピッキオスタッフ)
里山とは、山と人里の境にあるエリアのこと。農耕地を肥沃にするための山林であり、炭焼きや自然の恵みを採取するための大切な場所です。
しかし、昨今は農村部の高齢化が進み、離農する人が増えたことから、里山の管理が行き届かなくなっているといいます。
「人の手が入らない里山は、動物にとっては食料の宝庫になります。
そのため、より人里に近い場所で野生動物が生息することになるわけです。熊もそのなかのひとつに過ぎません」(ピッキオスタッフ)
そんな熊と人間の接触機会が増えているような状況下で、山中に入って車中泊をすることに危険はないのでしょうか。
ステレオタイプなイメージですが、ヒグマであれば映画のようにクルマさえも倒してしまいそうです。しかし、ピッキオのスタッフはその心配はないといいます。
「熊をバケモノのように捉えていることが多いですが、元来はヒグマもツキノワグマも臆病な動物です。
クルマを倒したり、傷つけたりというようなことはまずありません。車内でしっかり施錠をして寝れば安全です」(ピッキオスタッフ)
とはいえ、山中でキャンプをする場合は留意すべき点があるといいます。それは食料の管理です。
「一度、餌づいた熊は、餌がどこにあるのかを覚えてしまいます。
例えば、車内にあった餌を食べた熊は、クルマには餌があるという経験から、再びクルマに餌を探しに来るようになるのです。
野営地でも同じです。山中でキャンプをする場合は、生ゴミや食料の管理をしっかりとして、野生動物が食べられないようにしておくことが、次に来る人のためにも重要なのです」(ピッキオスタッフ)
ちなみに、もしクルマに熊が近寄ってきて場合は、クラクションを鳴らしたり、エンジンをかければ、大抵は熊が逃げるということです。
もし、熊に出会った、もしくは見かけた場合は、必ず地元の市町村役場に報告して欲しいとピッキオのスタッフはいいます。それが次に来る人への注意情報になるからです。
すでに2021年に入ってからも、熊の出没情報が各地から入ってきています。
一人という状況になるソロキャンプでは、野生動物との接触を十分に気をつけると共に、山火事の原因となる火の管理にも留意して楽しみたいものです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
基本的には臆病ですが、クマ側に「さっきワタシが見つけた食べ物(人間目線だと今日のキャンプのために用意した食料品ですが)」を奪う不届きな相手と認識されれば別です。
車にいればマシなだけで、安心ということは無いので念のため。
ツキノワグマでも大型のは一撃で人の頭蓋骨を割れる腕力があり、北海道限定ですが、大きめのヒグマに至っては人の頭をボールのように分離させ叩き落とすくらいの腕力です。
ツキノワグマなら、24時間ずっと山で鍛えてる体重60kg~150kgで国体~五輪クラスの筋骨マッチョに5本の刃物付き鈍器2本を持たせた姿を想像してください(ヒグマは100~300kg以上の同、プラス、人類をはるかに越える筋力)。
フロントはまだしもサイドのガラスは簡単に割れます。手先も器用なのでドアを開けられますから施錠もしましょう。
トイレなどで出る場合もドアを開ける前に明かりや音で外に警告しましょう。
車もすぐに動かせる状態か熊撃退スプレー等を準備しましょう。
熊の話しはともかく 合法的に山のなかでキャンプ出来る場所がこの日本国内にあるのかな?
自分所有の山林も 最近勝手にキャンプしているヒトがいるらしく人糞やら残飯やら 焚き火の跡やら挙げ句回りの立木まで斬り倒したてある
ランクルやらジムニーやらの入れる山林は 持ち主が整備した林道しか無いと思うが
日本国内に 好き勝手にキャンプ出来る場所なんてどこにも無いぞ!
無責任な記事を書かないで もらいたい!