電動プレミアム4ドアクーペ「ポールスター2」にFFモデル追加! 日本でも販売される?
スウェーデンのポールスターは2021年4月13日、電気自動車(EV)の4ドアファストバックモデル「ポールスター2」のバリエーションを拡大、1モーターの前輪駆動(FF)モデルを追加した。
1モーターのFFバージョンは約595万円から
スウェーデンのポールスターは2021年4月13日、電気自動車(EV)の4ドアファストバックモデル「ポールスター2」のバリエーションを拡大、1モーターの前輪駆動(FF)モデルを追加した。
ポールスター2は全長4600mm×全幅1950mm×全高1480mmのDセグメントモデルで、ハッチバックを持つ4ドアクーペタイプのスタイリッシュなボディが特徴だ。2020年後半に欧州や中国、北米といったグローバル市場で発売され、それぞれの地域で数々の賞を受賞している。
2020年に登場したモデルは前後にひとつづつ、デュアルモーターを備えた4WDモデルの「ロングレンジ・デュアルモーター」で、78kWhのバッテリーを搭載し、WLTPモードでの航続距離は450kmから480km、トータル出力は300kW(408ps)、最大トルク660Nmを発生する最上級グレードだったが、今回新たにシングルモーターのFFモデルが2グレード追加された。
ひとつは78kWhのバッテリーを搭載、モーターは最高出力170kW(170ps)・最大トルク330Nmを発生する「ロングレンジ・シングルモーター」グレードで、WLTPモード航続距離は515kmから540km。もうひとつは64kWhのバッテリーを搭載し、165kW(224ps)・330Nmを発生するモーターを搭載する「標準レンジ・シングルモーター」グレードで、WLTP航続距離は420kmから440km。これによりポールスター2は3グレードでの展開となった。
ドイツ市場での車両価格は、最上級グレードのロングレンジ・デュアルモーターが5万1500ユーロ(日本円で約675万円)、中間グレードのロングレンジ・シングルモーターが4万8500ユーロ(約635万円)、廉価グレードの標準レンジ・シングルモーターが4万5500ユーロ(約595万円)。
ロングレンジのグレードには、20インチアルミホイールやオーリンズダンパー、ブレンボブレーキなどからなるオプションの「パフォーマンスパック」(6000ユーロ:約80万円)を用意、さらにすべてのグレードで13スピーカーやハーマン・カードンプレミアムオーディオなどの「プラスパック」(4000ユーロ:約52万円)、LEDフロントフォグランプ、アダプティブクルーズコントロール、360度カメラなどの「パイロットパック」(3000ユーロ:約39万円)を用意する。
ポールスターCEOのトーマス・インゲンラス氏は「今回の新モデルでは、低価格モデルの個性やプレミアム感を失わないようにすることに成功しています。もっとも手ごろな価格のポールスター2でも、スタイリングの一貫性があり、高水準の標準装備を備えています」とコメントする。
ポールスター2は、中国、スウェーデン、ノルウェー、オランダ、ベルギー、ドイツ、英国、スイス、米国、カナダのポールスターオフィシャルサイトで、オンラインでの注文を開始している。2021年9月からは各市場のディーラーで試乗できるようになる予定だ。
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ポールスター(Polestar)はボルボ・カーズ傘下の電動パフォーマンスブランドで、2017年に最初の2ドアクーペEV「ポールスター1」を発表。2020年にはポールスター2を発売している。
このポールスター2を含め、今後ポールスターモデルの日本導入はあるのだろうか。ボルボ・カー・ジャパンに問い合わせると「ボルボ・カーズとポールスターは別会社になっていますので、それについてはお答えできる立場にありません」ということだ。
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