旧車人気だけどうかつに手は出せない? オーナーが語るリアルな旧車ライフとは
メーカーによる旧車サポートはありがたいけど……
旧車ユーザーの間ではボディのサビなどは板金で修理ができるので、事故などでボディパネルの交換が必要ではなければあまり心配していないとのことです。
また、エンジンもノーマルならばあまり問題なく、メジャーなモデルならばリビルトエンジンが入手可能であったり、オーバーホールもできるので、ちゃんとオイル交換などのメンテナンスをしていればそれほど心配はいらないといえます。
しかし、どうにもならない部品もあるようです。引き続きKさんに話をうかがいました。
――ほかにも旧車ライフでの苦労はありますか
電装品やエンジン部品は流用であったり社外品でもなんとかなるのですが、樹脂パーツだけはどうにも困ってしまいます。
ドアのウエザーストリップなどのゴム部品や、内装、バンパーなどですが、とくに内装は割れちゃうんです。
紫外線で硬化してしまい、取り外そうとするだけで割れたり、ダッシュボードなどは自然と割れることもあります。
スタリオンのようにマイナーなモデルでは社外品もほとんどなく、中古パーツで手に入れても程度が良いものはほとんどありません。
そのため、今は屋根付きのガレージですが全面に壁が無いので、ボディカバーで日光や雨風を防いでいます。ボディカバーは塗装に傷がつくデメリットがありますが、樹脂パーツの劣化は間違いなく遅らせられますから。
――最近はメーカーによる部品再販も活発におこなわれていますが、どう思いますか
正直うらやましいです。たとえばスカイラインGT-Rなんて、超メジャーな旧車ですからパーツが再販されて維持も楽になるでしょう。だけどスタリオンのパーツは、100%再販はありえませんね(笑)。
でも、再販されたスカイラインGT-Rのフロントバンパーが10万円から15万円の値段ですから、塗装も含めたら20万円近いですよね。私にはとてもじゃないけど買えません。塗装やパテで修理できるならそっちを選びます。
ただ、冷却系や吸気系、足まわりのブッシュなどの樹脂パーツがあるのは、本当にうらやましいです。
こうした流れはもっと拡大してほしいですね。
――未来の旧車ユーザーへのアドバイスはありますか
まず、ブレーキにはお金をかけた方が良いです。最新のモデルと同じ速度で走っていても、旧車のブレーキは弱いので同じ距離じゃ停まれませんから。
あとはタイヤのグリップ力が高すぎると、駆動系にダメージが及ぶ可能性があります。新車当時のタイヤと現代のタイヤでは性能が全然違いますから駆動系に負担がかかって、私のスタリオンもハイグリップタイヤを装着したら駆動系から異音が出るようになってしまいました。
結局ハイグリップタイヤは売って、マイルドなタイヤに買い替えたくらいです。サーキット走行などをするのではなければ、自分の使用用途に適した高性能すぎないタイヤをおすすめします。
あとは、自分でDIYできる知識はあった方がいいと思います。また、DIYの知識があっても信頼できるショップや修理工場があるのは絶対です。
私は加入していませんが、オーナーズクラブに入るのも旧車の維持には大きな味方だと思います。仲間が多ければパーツやトラブルシューティングの情報だったり、手持ちのパーツを融通してくれることもありますから。あと、それなりの人数が集まると部品の製作も可能です。
――最後に、旧車の魅力とは何でしょう
旧車は今のクルマが失ってしまったアナログな部分が最大の魅力だと思います。実はもっと古いキャブ車にも乗ってみたいと思っているのですが、もはや今の相場では買えません。
あとは旧車のデザインも好きです。とくにスタリオンのようなデザインは他にはありませんから。
苦労も多いですが、私にとって旧車はやっぱり魅力的です。旧車の維持にはまずは情熱で、あとは出先でエンジンがからなくても平常心でいられることですね(笑)。
※ ※ ※
旧車の価格が高騰していますが、言い換えればビジネスとして成り立っているということです。メーカーによる部品の再販もビジネスですから。
旧車専門のショップや修理工場も潤えば、旧車を維持する環境はもっと良くなっていくのではないでしょうか。
あとは、国が旧車を自動車文化のひとつとして見て、税金が安くなればいうことは無いのですが。
はー。あんだけ間違った記事書いておいて訂正もせずに、抜け抜けと書いたもんだ。
スープラ並みに速いセダンの記事だったかな。そんな媒体が、旧車の記事書くな迷惑だわー。NosWebの方が正確に書いてるわ
ーネット媒体になってから増えた媒体は。
やめてほしいわー正確に書かない媒体は、