トヨタ「ハリアー」にレース技術を注入!? トムスカスタムでスポーツ&プレミアムに変身
4本出しエキゾースト「トムス・バレル」が心地よい音を奏でる
パワートレイン系はノーマルですが、電子スロットルコントローラー「L.T.S.III」とオーバル左右4本出しのエキゾースト「トムス・バレル」を装着。
デモカーは2リッターガソリンでしたが、やや事務的なサウンドのノーマル仕様に対して、音量はノーマル同等ながらも心地よいサウンドがプラスされています。
L.T.S.IIIをスポーツモードにすると発進時のモタツキが少し解消されますが、絶対的なパワーが欲しいのも事実です。
個人的にはハリアーのキャラクターに合うのはハイブリッドだと思っていますが、トムス仕様だとそれをより強く感じてしまいました。
フットワーク系では、サスペンションはノーマルですが、レーシーなクロススポークデザインながらもグロスブラック/リムポリッシュのコントラストを採用したアルミホイール「TH-05」と245/40R20サイズの「ブリヂストン・アレンザ」を装着。
走りはノーマル仕様で高い評価の乗り味をわずかにシャキッとさせた印象で、乗り心地もほぼ犠牲になっていません。
ちなみにアッパーパフォーマンスロットやサスペンションメンバーブレース(前後)、ロアボディ強化ブレースなども用意されていますが、これらを装着したらサスペンションにも手を入れたくなるかもしれません。
個人的にはアフターサスペンションの概念を変えた「アドヴォクス(現在は生産終了)」のようなサスペンションキットがあったらなと思いました。
これらのアイテムは単品購入もできますが、バランスを考えるとトータル装着がおススメです。
GRパーツやモデリスタとはひと味違うトムスのエアロパーツは「ワイルド but フォーマル」なスタイルに仕上がっているので、専用のインテリアなどをプラスしてコンプリートカーとして販売するのもアリかもしれません。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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