謎の「S35Z」や「COSMO VISION」が公道走った!? 現代に蘇ったド派手カスタムカーの正体
カスタムカーのナンバー取得って何が大変なの
COSMO VISIONとS35Zのナンバー取得について、カスタマイズ科担任は次のように説明しています。
「車検取得(ナンバー取得)で苦労する点は、保安基準の順守はもちろんですが、改造申請書類の通過です。
法律は日々変わっていくので、それに伴う書類を通過させるテクニックが必要になってきます。
また、改造申請書類の審査には、提出後、最低でも2週間かかることです。
コロナ禍の緊急事態宣言下において、残業ができないなか、車両の完成・改造申請書類の完成はとてもハードでした。
結果として、5台製作のカスタムカーはほぼ完成はしたものの、改造申請書類までいくことができたのは2台だけです。
その改造申請書類も、独立行政法人自動車技術総合機構からOKが出たのは卒業式後でした」

このように、通常のクルマを改造する際には、車検証に記載された情報(ボディサイズや排気量など)に変更がなければ、そのまま装着して公道を走行することや車検を取得出来ます。
しかし、NATSのカスタマイズのようなボディサイズが大きく変更される場合などは、改造申請書類での手続きが必要です。
今回の2台以外にもNATSでは、歴代の学生が制作したカスタムカーを所有しています。
そのなかでマツダ「RX-8」ベースの「RX-STANCE」やフェアレディZロードスター(Z33型)をベースにした「R35 ロードスター」は、公道走行が可能なうえ、レンタカーとして一般に貸し出されるなどの取り組みがおこなわれており、世界に1台の特別なカスタムカーに乗れると好評だといいます。
Writer: くるまのニュース編集部
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