迫力顔のトヨタ新型「ヤリスクロス アドベンチャー」登場! 通常版と違いは? 欧州で受注開始へ

トヨタが欧州で公開した「ヤリスクロス」の新グレード「アドベンチャー」はどんな特徴があるのでしょうか。また、日本仕様と欧州仕様のヤリスクロスの違いとは、なんでしょうか。

フランス北部・ヴァランシエンヌの工場で生産

 トヨタの欧州法人は、コンパクトSUV「ヤリスクロス」の新グレード「アドベンチャー」仕様を2021年3月29日に初公開しました。欧州市場で販売されるこのヤリスクロスには、どんな特徴があるのでしょうか。

トヨタ「ヤリスクロス アドベンチャー」(画像は「プレミアム エディション」)
トヨタ「ヤリスクロス アドベンチャー」(画像は「プレミアム エディション」)

 欧州仕様のヤリスクロスに設定されるアドベンチャーグレードは、2020年にヤリスクロスが世界初公開されたときの仕様(欧州では「エレガント」グレードに相当)とは外観が差別化されており、フロント・リアのスキッドプレートやシルバーのルーフレールなどを装備。

 ダークグレー塗装の専用18インチアルミホイールも装着され、精悍な雰囲気が演出されています。

 内装は、ピアノブラックの加飾とゴールドの差し色が印象的で、シックな雰囲気のなかにある品の良い華やかさが特徴です。専用レザーシートも装備され、上質感が感じられます。

 また、日本仕様と欧州仕様のヤリスクロスの違いのひとつとして、ガソリン仕様の有無があります。

 日本仕様ではガソリン車も設定されていますが、全車ハイブリッド仕様となる欧州のヤリスクロスは、1.5リッターエンジンにモーターが組み合わされ、CO2排出量は2WD仕様で約100g/km以下、4WD仕様で約110g/km以下に抑えられました。

 アドベンチャーグレードも含めた欧州仕様のヤリスクロスは、フランス北部・ヴァランシエンヌにあるトヨタの工場で生産され、2021年7月頃に欧州で受注を開始し、9月発売予定です。

 日本にはない顔つきのヤリスクロス アドベンチャーですが、果たして国内導入はあるのか注目されます。

 それではここでクイズです。

 ヤリスクロスをはじめ、さまざまなトヨタ車に搭載されるトヨタのハイブリッドシステムですが、その名前は次のうちどれでしょうか。

【1】i-MMD

【2】THSII

【3】e-POWER

【4】TSS

※ ※ ※

 正解は【2】の「THSII」です。

 THSは「Toyota Hybrid System」の頭文字で、1997年の初代「プリウス」に初搭載。その後、進化したTHSIIが2003年発売の2代目プリウスに搭載され、改良が続けられて現在に至ります。

 なおヤリスクロスに搭載されるシステムは、リダクション機構付のTHSIIです。

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