ついに「ラングラー」がEV化! ジープのEVコンセプト「MAGNETO」公開
ステランティス傘下の米国ブランド、ジープは2021年3月22日、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「Magneto」を発表した。同年3月27日から4月4日まで米国ユタ州・モアブで開催されるイベント「モアブ・イースター・ジープ・サファリ」でお披露目される。
285馬力・370Nmのモーターは6速MTと組み合わされる
ステランティス傘下の米国ブランド、ジープは2021年3月22日、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「Magneto」を発表した。同年3月27日から4月4日まで米国ユタ州・モアブで開催されるイベント「モアブ・イースター・ジープ・サファリ」でお披露目される。
Magnetoは、ジープの2ドアモデル「ラングラー ルビコン」をベースにした、ジープ初のEVモデルだ。
ラングラーと同様の登坂性能を備えたモデルで、3.6リッターV型6気筒「ペンタスター」エンジンに匹敵するモーターを搭載する。モーター最高出力は285馬力・最大トルクは370Nmを発生するという。
このモーターは6速MTで駆動され、内燃機関モデルと同様にクラッチを備えた独自のマニュアル・エレクトリックパワートレインとなっている。これにより、0-60mph(約96km/h)加速は6.8秒を誇る。
搭載するバッテリーは4つのバッテリーパックで構成され、容量は合計70kWh。4輪の重量バランスを取るために、ひとつは燃料タンクに置き換わり、もうひとつはその反対側に、3つめはフロントボンネット内にあるモーターの上、4つめはリアに取り付けられる。
ラングラーの水深30インチ(約76cm)の渡河性能を達成するために、Magnetoはバッテリーや車両インターフェイスボックス、バッテリー制御モジュールはすべて防水のケース内に収められている。
エクステリアは、ブライトホワイトにサーフブルーのアクセントを加え、センタースクープとカスタムデカールを備えたヘビーデューティなパフォーマンスフード、再設計されたリアゲートなどを装備している。また、サファイアカラーのインサートとストラップを備えたロイヤルブルーとブラックのカスタムレザーシート、サーフブルーのトラックベッドライナー、Moparスラッシュマットなどにより、Magnetoのインテリアは電化製品のような雰囲気を醸し出す。
またJPP製2インチリフトキット、17インチブラックメタリックホイールと35インチマッドテレーンタイヤ、カスタムロールケージ、Mopar製ロックレール、Warn製ウィンチ付きスチールバンパー、スチール製ベリーパン(アンダーカウル)を装備し、オフロード性能を高めている。
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3月27日から米国ユタ州・モアブで開催されるイベント、モアブ・イースター・ジープ・サファリでは、Magnetoのほかに「Jeepster Beach」「Red Bare」「Orange Peelz」といったジープモデルが出展される。
「モアブ・イースター・ジープ・サファリは、最新のジープ4×4と、新しいジープブランドのコンセプト、ジープパフォーマンスパーツ、そしてもっとも情熱的な顧客である熱心なオフロード愛好家が真に共鳴するアイデアを紹介するためのテストの場として長い間使用されてきました。このイベントは毎年開催されます」と、ジープブランドノースアメリカのバイスプレジデントであるジム・モリソンはコメントする。
「今年のイベントは、ジープが紛れもなく独特で、優れたパワー、パフォーマンス、トルク、そして何よりも楽しいものを提供するさまざまなパワートレインにスポットライトを当てています。モアブの厳しい地形は、ジープ ラングラーのコンセプトカーにふさわしい場所です。ジープの伝説的な4×4機能が、どんな地形でも最高の地位に君臨していることを証明することは確実です」
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