ゲレンデでもポルシェに乗りたい! 半世紀前のものとは思えないモダンなスキーボブとは

ポルシェがスイスのアロヴァ社とともに製作したスキーボブをご存知だろうか。「911カレラ」のトランクに収まるように設計された、マニア垂涎のコレクターズアイテムを紹介しよう。

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 スキーボブ(Skibob)という乗り物があるのをご存知だろうか。

 Ski(スキー)とBobsled(ボブスレー)から成り立っていることを知れば、大方それがどのような乗り物であるのかは想像ができるはずだ。

●アロヴァ・ポルシェ212スキーボブ

予想最低落札価格が約22万−27万円とされた「アロヴァ・ポルシェ212スキーボブ」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
予想最低落札価格が約22万−27万円とされた「アロヴァ・ポルシェ212スキーボブ」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 スキーボブは1960年代に開発された新たなスキーの道具で、当時人気を博した乗り物である。

 その人気に後押しされる形で、1970年にスイスのアロヴァ社とともに新型のスキーボブを設計、100台ほどを製作したのがポルシェだった。

 正式には「アロヴァ・ポルシェ212スキーボブ」と呼ばれたこの製品は、当時市場にあったスキーボブのなかでも圧倒的に進化したものだった。

 フロントとリアのスキーにはショックアブソーバーが組み合わされ、またその前後スキー、ハンドルバー、ステアリングシャフト、そして乗り手が履く一対のショートスキーを、美しくボディの内部に格納できるように設計されていたのである。

 2人乗りのアロヴァ・ポルシェ212スキーボブのボディは、使用時には内部は完全に中空の空間となり、そのスペースに魔法瓶とサンドイッチをいれて運ぶことができた。また、話によれば魔法瓶にいれたホットドリンクは、一日中暖かいままでであったという。

【画像】50年前のデザインとは思えないイカした「スキーボブ」とは?(17枚)

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