「終了イヤだ」ホンダ「S660」生産終了発表で駆け込み需要続出か? 「買い戻す」の声も
ホンダ「S660」が2022年3月に生産終了することが発表されました。反響は大きくSNSのトレンドにも入りましたが、ユーザーはどんな感想を抱いているのでしょうか。
生産終了と聞いて再購入を決意した人も
ホンダは「S660」の生産を2022年3月に終了すると、2021年3月12日に発表しました。発表を受け、SNSのトレンドにも入るほど大きな反響が寄せられていますが、生産終了することについてユーザーはどのような感想を抱いているのでしょうか。
今回、くるまのニュースでは2021年3月12日から16日にかけてSNSでアンケートを実施し、SNSユーザーの反響を調査しました。
まずS660の生産終了を聞いたときの感想について、複数回答可のかたちで「生産終了と聞いて驚いた」「生産終了は悲しい」「生産終了もやむなし」「その他(自由記述)」のどれに当てはまったかを聞いたところ、やはりもっとも多かったのは59.8%の人が回答した「生産終了は悲しい」でした。
そして「生産終了と聞いて驚いた」(27.3%)、「生産終了もやむなし」(25%)が続く結果となっています。
自由記述の回答では、7年(2015年から2022年)と長く生産を続けたことを評価する声が複数寄せられ、「『ビート』よりも長い期間生産したことになるので、よく頑張ったと思います」(編集部注:ビートの生産期間は1991年から1996年)、「驚きましたが7年も販売が続いたことですし、これが普通だと思います」という回答がありました。
そして実際にS660を所有しているユーザーからも回答が寄せられました。
ビートからの乗り換えだったというS660オーナーは「軽自動車枠(規制)の影響で“消化不良”な感じは否めません。しかし、ほとんど専用設計のS660が世に出たのは凄いことだったと思います。
時代の流れで仕方ありませんが、ホンダらしい楽しいクルマを皆さんも求めていると思います」とコメントしています。
また生産終了と聞き、新たに契約を決意したというユーザーも存在。
「S660を一度購入しましたが、経済的理由もあり手放しました。しかし生産終了前にもう一度買うと決めていたので、これを機に買い戻すことにしました。これから買うS660は免許証を返納するまで乗り続けるつもりです」という回答が寄せられています。
また購入を検討中だったというユーザーも、生産終了と聞いて「購入するなら2022年春ごろを予定していましたが、このニュースを聞いていろいろと悩んでいます」と回答します。
そして生産終了発表にあわせて発売された特別仕様車「S660 モデューロX バージョンZ」に興味があるかについて、「とても興味がある」「やや興味がある」「あまり興味はない」の選択肢から聞いたところ、「とても興味がある」が37.1%、「やや興味がある」が31.8%、「あまり興味はない」が31.1%を記録しました。
S660に関する話題が多いタイミングでおこなったアンケート調査ではあるものの、合計68.9%の割合の人がS660最後の特別仕様車に興味があると回答する結果となっています。
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さまざまな意見が寄せられたものの、S660の生産終了は多くの自動車ファンにとって衝撃だったといえるでしょう。
Ver.Zの灰色を、発表の翌日に契約しました。