スカイラインGT-Rが3000万円オーバー! べらぼうな価格の国産車5選

中古車業界で度々話題となるのが、高性能な絶版車の価格高騰です。そうした状況は日本だけでなく、海外でも同様です。そこで、近年とくに価格高騰が著しい国産ハイパフォーマンスカーを、5車種ピックアップして紹介します。

尋常じゃないほど価格が高騰している国産高性能車たち

 日本のみならず、海外でも続いている絶版高性能車の価格高騰は、収まる気配が感じられない状況です。

 2020年から続いている新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界的な経済不安が懸念されましたが、むしろ投機の対象となっている高額な中古車に関しては、新型コロナウイルス収束後の値上がりへの期待感もあるのか、ここにきてさらに価格が高騰しました。

とんでもない価格に高騰してしまった絶版高性能車たち
とんでもない価格に高騰してしまった絶版高性能車たち

 海外ではオールド・フェラーリ/ランボルギーニといったスーパーカーや、空冷エンジンを搭載していた頃のポルシェ「911」など、日本では1980年代から2000年代初頭に誕生した、ハイパフォーマンスカーが、価格高騰の主役です。

 そうしたモデルの多くは性能的に現在のモデルと比べて劣りますが、現行モデルでは失われたノスタルジックな雰囲気、これから減る一方であることから生まれる希少価値、当時は経済的に買えなかったモデルを手に入れたいという欲求などから、魅力的に映るのかもしれません。

 そこで、近年とくに価格高騰が著しい国産ハイパフォーマンスカーを、5車種ピックアップして紹介します。

●日産「R34型 スカイラインGT-R」

もはや新車価格の5倍近い値段となった「R34型 スカイラインGT-R」(画像は「VスペックIIニュル」)
もはや新車価格の5倍近い値段となった「R34型 スカイラインGT-R」(画像は「VスペックIIニュル」)

 1969年に誕生した日産初代「スカイラインGT-R」(通称:ハコスカ)は、レースに勝つために開発されたストイックなモデルでした。

 その後、1972年に登場した2代目(通称:ケンメリ)は、短期間しか生産されず、まさに幻のクルマとして神格化されています。

 1989年には8代目スカイラインにてGT-R(R32型)が17年ぶりに復活し、約450万円と高額なモデルながらもバブル景気という背景から、ヒット作になりました。その後も1995年にはR33型、1999年にはR34型が登場し、2002年にスカイラインGT-Rの歴史は幕を閉じます。

 これまで、5代にわたって発売されたスカイラインGT-Rはすべて価格が高騰中で、2代目のケンメリGT-Rは197台しか作られなかったことから市場で出ることは滅多になく、オークションでは数千万円で落札されるほどです。

 また、R32型はアメリカで人気となったことから、価格高騰の引き金にもなり、日本にあった大量の中古車がアメリカへと渡っています。

 一方で、最終モデルのR34型が、ここ最近はさらに価格が高騰。280馬力を誇る2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボの「RB26DETT型」エンジンを搭載した最後のモデルであり、FRを基本とする4WDシステム「アテーサE-TS」による走りは、現在でも通用するほどの走行性能を発揮。

 このR34型スカイラインGT-Rでは2002年に、「VスペックIIニュル」と「Mスペックニュル」という2台の最終限定車が1000台のみ発売され、発売日当日に完売するという事態となりました。

 当時の新車価格(消費税含まず)はVスペックIIニュルが610万円、Mスペックニュルが630万円で、2019年の相場はどちらも最高で1200万円ほどでしたが、今では2000万円前後が平均的で、なかには3000万円を上まわる個体も存在あるほどです。

●トヨタ「A80型 スープラ」

FRのピュアスポーツカーとして人気を博した「A80型 スープラ」
FRのピュアスポーツカーとして人気を博した「A80型 スープラ」

 トヨタ「スープラ」は、スカイラインGT-Rとは長年ライバル関係にありましたが、4WDのスカイラインGT-Rに対してスープラはFRスポーツカーと、コンセプトが大きく異なりました。

 2019年に現行モデルの5代目が登場し、再び脚光を浴びることになりましたが、それ以前から4代目のA80型はハリウッド映画に登場したこともあり、スカイラインGT-Rと同様に、まずはアメリカで人気が再燃します。

 1993年に登場した4代目となるスープラは、ロングノーズで流麗なフォルムが特徴的なデサインの3ドアハッチバッククーペです。

 トップグレードの「RZ」に搭載されたエンジンは、3リッター直列6気筒DOHCツインターボエンジンで、最高出力280馬力を発揮し、トランスミッションは4速ATもしくは6速MTが組み合わされます。

 足まわりには前後ダブルウイッシュボーンサスペンションを採用し、53:47というバランスの良い前後重量配分により優れた旋回性能を発揮する、まさにピュアスポーツカーです。

 4代目スープラは2002年に生産を終えますが、スカイラインGT-Rに引きずられるかたちで価格高騰が始まり、5代目の登場後はさらに上がって、現在は走行距離が10万km以下の個体なら500万円台から600万円台が中心で、1000万円オーバーの個体も存在します。

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●マツダ「FD3S型 RX-7」

ロータリーロケットの異名を持つ「FD3S型 RX-7」(画像は「タイプRバサースト」)
ロータリーロケットの異名を持つ「FD3S型 RX-7」(画像は「タイプRバサースト」)

 マツダは1991年にハイパワーなロータリーターボエンジンを搭載したピュアスポーツカーのアンフィニ「RX-7」(FD3S型)を発売。古典的なエッセンスと最新のデザインが融合した流麗かつ軽量なボディに255馬力のロータリーターボを搭載し、一躍人気車となりました。

 しかし、排出ガス規制の強化もあって、2003年に販売を終了。同年には実質的な後継車である「RX-8」が登場しましたが、自然吸気エンジンのみだったことから、ロータリーターボエンジン搭載車は、RX-7が最後です。

 RX-7は10年以上の歴史のなかで繰り返し改良がおこなわれ、1999年には最高出力280馬力に到達。さらに魅力的な限定車や特別仕様車も登場しました。

 とくにモデル末期に登場した「タイプRバサースト」や、最終限定車である「スピリットR」は、現在は高額な価格で取り引きされており、およそ600万円前後が相場で、700万円台の個体も珍しくありません。

 近い将来にマツダはEVの発電用エンジン(レンジエクステンダー)としてロータリーエンジンの復活を明らかにしていますが、スポーツモデルでの復活は難しい状況で、まだまだRX-7の価値は高まりそうです。

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