嗚呼良かった…ホンダ「ワンダーシビック」 元祖スポーツコンパクトを紐解く!
ホンダ「シビック」は1972年に新世代の大衆車として誕生。その後は代を重ねつつ大衆車から脱却し、現在に至ります。このシビックで大きな転換期となったのは3代目で、スポーティなイメージを確立。そこで、ワンダーシビックと呼ばれる3代目を振り返ります。
スポーティなイメージを確立した3代目「シビック」を振り返る
ホンダの現行ラインナップで、もっとも長い歴史がある登録車は「シビック」です。もともとは大衆車として誕生しましたが、代を重ねるとコンセプトや車格が大きく変わって現在に至ります。
このシビックの歴史のなかで最初の転換期を迎えたのが3代目で、シビック=スポーツコンパクトカーというイメージを確立。
そこで、3代目シビックはどんなクルマだったのか、振り返ります。
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まずは3代目シビック登場までの歴史について、簡単に触れてみます。
ホンダは「Sシリーズ」の販売や「N360シリーズ」の大ヒットによって、1960年代の終わりには量産4輪車メーカーとして軌道に乗りつつありました。
しかし、登録車ではヒット作といえるモデルはなく主力商品といえば軽自動車であり、すでに海外進出も果たしていましたが、本格的なグローバル展開が成功しているとはいえませんでした。
そこで、それまで国産車にはなかった斬新なコンセプトのFF大衆車を開発し、初代シビックとして1972年に発売。
初代シビックは1.2リッターエンジンを搭載し、発売当初は2ボックススタイルの2ドアボディのみで、サイズは全長3405mm×全幅1505mm×全高1325mm(DXグレード)と、現在の軽自動車と比べても全長で5mm、全幅で25mm大きいだけの非常にコンパクトなサイズながらFFのメリットを生かして広い室内空間を実現しました。
登場からまもなくして第一次オイルショックが起こり、ガソリン価格の高騰という背景もあって、経済性と使い勝手に優れたシビックは大ヒットを記録。
1975年にはアメリカへ輸出も始まり、クリーンな排出ガスと低燃費を実現した「CVCC」エンジンを搭載したことからアメリカでも大ヒットし、これを足がかりにホンダの海外進出が本格化しました。
その後、ボディバリエーションを増やして幅広いニーズに対応し、1979年に2代目が登場。
外観や主要なメカニズムは初代からのキープコンセプトとしつつ、ボディサイズは全長3760mm×全幅1580mm×全高1350mm(1.5リッター3ドア、SEグレード)とひとまわり大きくなり、より広い室内空間とすることでグローバルでの競争力も強化されました。
そして、1983年9月に3代目シビックがデビュー。ホンダ自ら「ワンダーシビック」と呼び、まさに驚きの変化でした。
まず、内外装のデザインからエンジン、プラットフォームに至るまですべてを刷新。ボディラインナップは3ドアハッチバック、4ドアセダン、5ドアステーションワゴン、5ドアライトバンを設定しています。
グレード構成は1.3リッター車と1.5リッターに車に分けられ、3ドアハッチバックは「23」「25」が頭になるグレード名で、4ドアセダンは「33」「35」、5ドアステーションワゴンは「シビック シャトル」の名で「53」「55」、5ドアライトバンは「シビック プロ」と呼称。
3ドアハッチバックのボディサイズは全長3810mm×全幅1630mm×全高1340mmと一気に拡大し、2代目よりもひとつ上のセグメントに昇格しました。
外観は直線基調プレスラインが特徴のボクシーなフォルムで、とくに3ドアハッチバックは空力性能も考慮したロングルーフとグラスエリアを広くした斬新なデザインを採用。ロー&ワイドな印象から踏ん張りの効いた安定感のあるスタイルです。
内装では外観と同じく直線基調のインパネですが、フロントウインドウの下からドアまでラウンドしながらつなげることで、乗員を包み込むような一体感のあるラップアラウンド形状となっています。
メーターは大型のタコメーターとスピードメーターをセンターに並べ、その左右に燃料計と水温計を配置する一般的なレイアウトですが、トップグレードの「25i」には流行のデジタルメーターもメーカーオプションで選べました。
また、室内も一層広くなり、とくに室内長を長くすることで後席スペースを大幅に拡大しています。
ホンダは以前から乗員のスペースを最大にし、エンジンなどメカニズムのスペースを最小とする設計思想がありましたが、これを「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」という言葉で表現したのは、3代目シビックが初めてでした。
パルサーワールド、トラッドサニーも良かった。
後は?車じゃないけどワンダーウーマンw
トラッドサニーは当時ワーゲンサンタナの生産を受けた影響か?デザインも良かった!
が!しかし!モーター系販売店向けにローレルスピリットとか当時から?やっちゃえ!日産でした。
アタシ自身は初代パルサーのTS-GEを所有してました。こいつはエンジンの真下にミッションがある横置きFFで言うならチェリーの後継、A14Eエンジンで一応は電子制御エンジンでした。
本来はシングルキャブのA14のTS-Gが欲しかったのですが在庫処分でTS-GEにしました。
あのバックギヤで加速するような加速音が懐かしいですね。