安い・速い・楽しい! 100万円の予算で狙えるスポーツコンパクト3選
ひと昔前なら各メーカーから数多くラインナップされていたスポーツコンパクトですが、近年は減少傾向にあります。しかし、中古車市場ではまだまだ安価でドライビングプレジャーあふれるコンパクトカーが存在。そこで、100万の予算で十分に狙えるMTのスポーツコンパクトを、3車種ピックアップして紹介します。
中古車なら安価に狙えるスポーツコンパクトを振り返る
1980年代から1990年代には、各メーカーからスポーティなコンパクトカーが数多く販売されていましたが、2000年代になるとニーズの変化からか、大きく減少してしまいました。
かつて、1リッターから1.6リッターエンジンを搭載し、トランスミッションはMTが設定され、ドライビングプレジャーあふれるスポーツコンパクトは若者を中心に支持されていましたが、近年は人気車とはいえない状況です。
しかし、中古車市場に目を向けると、まだまだ安価なスポーツコンパクトが多数存在。そこで、100万の予算で十分に狙えるMTのスポーツコンパクトを、3車種ピックアップして紹介します。
●日産「マーチ NISMO S」
日産「マーチ」には初代に「マーチ スーパーターボ」、3代目は「マーチ 12SR」とスポーティなモデルがラインナップされましたが、現行モデル4代目では発売当初はベーシックカーのみでした。
そして、2013年に待望のスポーティモデルの「NISMO S」が登場。生産はオーテックジャパンが担当しています。
NISMO Sにはファインチューニングされた1.5リッター直列4気筒エンジンと5速MTが組み合わされ、最高出力116馬力と決してハイパワーではありませんが、1010kgと軽量なボディと使い切れるほどのパワーとの組み合わせで、優れたドライビングプレジャーを実現。
また、NISMOの手によってシャシの剛性アップや、サスペンションとパワーステアリングのアシストを専用にセッティングなど、NISMOの名にふさわしい構成となっています。
外装では専用のカラーリングに派手すぎないエアロパーツが好印象で、内装もスポーツシートや、本革とアルカンターラを組み合わせた小径ハンドルが採用され、レーシーな雰囲気を演出。
使い勝手のよいコンパクトカーであるマーチの良さをそのままに、週末には走りを楽しみながら、日常の足としても最適なモデルといえます。
中古車市場では比較的物件数も多く、走行距離が3万kmを下まわる低走行の個体でも100万円未満で販売されており、現行モデルでは数少ないスポーツコンパクトとしてかなりお買い得ではないでしょうか。
●ミニ「ミニ クーパーS/クーパー」
BMWグループのプレミアムスモールとして2001年に登場した「ミニ」は、往年の名車であるBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)ミニをオマージュしたデザインとコンセプトで、発売直後から世界中で大ヒットを記録。
グレードはベーシックな「ワン」、スポーティな自然吸気エンジンの「クーパー」、スーパーチャージャーを装着したトップグレードの「クーパーS」で、どれも走りが大いに評価されました。
2006年に登場(日本での販売は2007年から)した第2世代のミニは、ボディサイズを若干拡大し、クーパーにはPSAと共同開発した1.6リッター直列4気筒エンジン、クーパーSには最高出力175馬力の1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、6速MTを設定しています。
なかでもクーパーは最高出力120馬力の1.6リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、絶対的なパワーではクーパーSには及びませんが、むしろアンダーパワーを使い切るようなドライビングは、ミニの真骨頂といえるでしょう。
現在、3ドアハッチバックのクーパーでは100万円未満の物件が数多く、クーパーSでも100万円前後の価格帯で狙えます。
なお、第2世代のミニでは多彩なボディバリエーションをラインナップし、基本となる3ドアハッチバック以外にも、「コンバーチブル」、ステーションワゴンタイプの「クラブマン」、SUVの「クロスオーバー」、「クーペ」、「ロードスター」、「ペースマン」と、7種のボディバリエーションがあり、中古車も豊富です。
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