思い届いた? SA/PAで「応援企画」も登場! 時短営業でトラック運転手が困る「食事問題」の現状は
赤羽一嘉国土交通大臣が2021年1月19日の記者会見にて「サービスエリアで深夜も営業しているコンビニなどの情報提供に努める」という考えを示しました。これに対して全国の多くのドライバーから不満の声が上がりました。では、トラックドライバーの現状はどうなっているのでしょうか。
長距離トラックドライバーの「食事問題」その後は?
2021年1月19日の記者会見にて、赤羽一嘉国土交通大臣が午後8時以降はコンビニなどの飲食を推奨するような発言をおこなったことがトラックドライバーなどから大きな反発がありました。
日本の物流を支える存在といえるトラックドライバーですが、現状はどうなっているのでしょうか。
緊急事態宣言による飲食店の時短営業は高速道路SA/PAの飲食店にも影響が及んでおり、対象となる都道府県のSA/PAでは24時間営業のコンビニやギフトショップなどを除いて、ほとんどが夜20時までの営業となっています。
そこで困っているのが深夜も高速道路を長距離利用するトラックドライバーです。
とくに、拘束時間に応じて連続した休憩時間の取得が義務付けられている長距離トラックの場合、SA/PAに一度駐車をすると移動しづらい事情もあります。
また、深夜割引(午前0時から4時)適用のための時間調整を理由として首都圏に近い混雑するSA/PAでは、駐車自体が困難な状況です。
それでは、これらSA/PAの飲食店。営業時間が20時までに制限されていることで、具体的にどんな問題が出ているのでしょうか。
YouTubeでトレーラーやトラックなどのドライバーに対してさまざまな情報を配信しているベテラントレーラードライバーの伊藤氏に聞いてみました。
「1月に緊急事態宣言による飲食店の時短営業要請が出てから、SA/PAの飲食店はほとんどが20時までの営業(ごく一部21時、22時までの営業店舗もあり)となっています。
飲食店が閉店すると、あとはSA/PA内のコンビニで食事を購入することになりますが、深夜ではお弁当が売り切れていることが多く、おにぎりやサンドイッチも少ないのです。
温かいものが食べたいと思いますが、毎回カップ麺ばかりではつらいものがあります。
せめて24時間営業している場所は、テイクアウトでも構わないので、食事の提供をしてもらえたらと思います」
伊藤氏はNEXCO東日本にも問い合わせをしたとのことですが、その返事は「売店が営業しており、そちらでおにぎりやパンが売っているので利用してください」という対応だったそうです。
伊藤氏いわく、「基本的に多くの長距離トラックは、関東に向けて走ってきて、関東近辺で深夜に時間調整をするトラックがかなりの量ありますが、それに対しての対応が考えられていないと感じられます」と話します。
赤ちゃんは鸛、物流はサンタだからなw
物流が逝っても解らね〜よ