シンプルなボディに惚れちゃう? 正統派2リッターNAセダン3選
ターボエンジンではない「インプレッサ WRX」とは!?
●スバル「インプレッサ WRX NA」
現行モデルのスバル「インプレッサ」は、ベーシックなセダン/ハッチバックとして販売されていますが、かつては「インプレッサ WRX STI」に代表される高性能セダン/ステーションワゴンというイメージが確立していました。
なかでも2000年に登場した2代目インプレッサはグレード展開が特殊で、セダンを「インプレッサ WRX」の名で統一し、ワゴンを「インプレッサ スポーツワゴン」と命名。
発売当初のセダンは、ワイドフェンダーでスポーティなフォルムの3ナンバーボディのみとされ、エンジンは2リッター水平対向4気筒のターボと自然吸気があり、駆動方式は全車4WDでした。
自然吸気モデルが「インプレッサ WRX NA」、ターボモデルが「インプレッサ WRX NB」で、WRX NAの見た目はボンネット上のエアスクープや、エアロパーツも装着されず、さり気なくスポーティな印象です。
エンジンは前述のとおり2リッターの自然吸気でハイオク仕様となっており、最高出力155馬力を発揮。ライバルに対して決してハイパワーではありませんでしたが、スポーティな走りが可能なフルタイム4WDというアドバンテージがありました。
2002年にフロントフェイスを大きく変更した(「丸目」から「涙目」)マイナーチェンジでは、2リッター自然吸気車のグレード名はWRX NAから「20S」に変更され、その後は1.5リッターエンジンのベーシックモデルへと移行しました。
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セダンとともに数が減ってしまったモデルというとステーションワゴンがありますが、直近ではトヨタ「カローラツーリング」やスバル新型「レヴォーグ」が注目され、復活の兆しも見えてきました。
しかし、セダンは依然として厳しい状況が続いており、今後もラインナップの拡充は難しいでしょう。
とくに、優れたドライビングプレジャーを持つ、過激すぎない高性能モデルは、国内ではもはや絶滅寸前の状況です。
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