なぜトヨタ「ランクル」人気が再燃? コロナ需要が遠回しで影響か
なんで高級モデルなのに好調?そのワケは中古車市場にあり
しかし、前述のアルファードやハリアー、ランドクルーザー、ランドクルーザープラドといったモデルは、エントリー価格が300万円台という価格帯であり、決して安いクルマではありません。
いくらクルマ移動が増えているからといって、なぜ高級モデルがバンバン売れていくのでしょうか。
そこには、中古車市場の盛り上がりが影響しているようです。前出とは別のトヨタ販売店スタッフは次のように話します。
「コロナでクルマ移動が増えたことで、今は中古車もかなり売れています。そして、中古市場の回転が良くなったことで、下取り価格が上がっています。
そのため、予想以上に高く下取りしてもらえたので、『どうせなら良いクルマを』と、高級モデルとされるクルマを選ぶ方は多く、なかには下取り前と後で予算が100万円以上もアップされたお客さまもいらっしゃいました」

また、首都圏の中古車販売店スタッフは次のように話します。
「たしかに、コロナが流行してすぐは販売が落ち込んでいましたが、テレワークを導入する企業が増えたことでクルマ移動は増加し、中古車は売れています。
クルマ移動が中心であった地方部ではそこまで大きな変化はないものの、都心部では顕著に売れ行きが伸びています」
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トヨタ以外の販売店にも話を聞いたところ、都心部では「下取りが良かったので予算アップ」というユーザーは多いようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
















