EVは「いやし系」がトレンド!? ホンダeとマツダ「MX-30」の意外な共通点とは
脱純ガソリン車に向けてクルマの電動化が進むなか、ホンダとマツダが初となる量産EVを発売しました。ホンダeとMX-30には意外な共通点があるのですが、それは一体どんなところなのでしょうか。
ホンダとマツダが量産EVを発売!
「脱純ガソリン車」に向けてクルマの電動化が求められるなか、ハイブリッド車や燃料電池車などの投入が相次いでいますが、最近増えているのが電気自動車(EV)です。
国産メーカーでは、三菱が2009年に世界初の量産電気自動車として「i-MiEV」を発売。日産が2010年に100%EVの「リーフ」を投入して以来、しばらく乗用EVの登場が途絶えていましたが、ここへきてさまざまなメーカーがEVをデビューさせています。
なかでも、2020年10月にホンダが発売した新型「ホンダe」と2021年1月にマツダ「MX-30 EV MODEL」(以下、MX-30 EV)には意外な共通点があるのですが、それは一体どのようなことなのでしょうか。両車を比較してみます。
都市型コミューターであるホンダeは、シンプルでモダンなデザインと、力強くクリーンな走りや取り回しの良さ、多彩な先進機能を搭載するホンダeは、ユーザーの移動と暮らしを繋げる生活のパートナーとなることを目指して開発されました。
外観のデザインは円を基調とし、モダンで親しみやすいデザインです。ミニバンなどを中心に、押し出し感の強いデザインが流行っていますが、ホンダeは愛嬌のある可愛らしいデザインを特徴としています。
その一方で、サイドミラーにカメラシステムを初採用したり、格納式ドアハンドルを採用するなど、最新のEVらしい先進的な装備も取り入れられました。
さらに毎日使う充電/給電ポートをボンネット中央に配置。リッドは触り心地がよく美しい全面ガラスとし、毎日触れる場所だからこそシンプルで美しいデザインとなっています。
内装は、移動しているときも止まっているときも心地よさを重視し、シンプルで心安らぐリビングのような空間が広がっています。
パネルには、リビングテーブルのようなぬくもりを感じる自然な風合いのウッド調パネルを採用し、スイッチ類を極限まで減らすことで実現したシンプルなデザインが特徴的です。
また、世界初の5つのスクリーンを水平は位置したワイドビジョンインストルメントパネルを採用。
インパネ中央にふたつ並んで配置された12.3インチスクリーンでは、2画面を連動した使い方や左右分ける形で自在に使える創造的なディスプレイを実現しました。
さらに、コンパクトなボディでセダン並みのゆとりのあるドライビングポジションを実現。シートは、「アコード」のフレームを使用することによって広々としており、大人4人が快適に過ごせる空間としました。
対するMX-30ですが、EVの登場に先立って、2020年10月にマイルドハイブリッドモデルが発売されました。
マツダのデザインテーマである鼓動デザインの新たな解釈として、控えめなフロントグリルを装着。
ヘッドランプは、新世代のマツダデザインに共通するシリンダー形状による奥行きのある造形を採用し、彫りの深い眼差しを表現し、リアコンビランプは立体感のあるデザインとしました。
また、さらに、MX-30の特徴のひとつであるドアには、観音開きの「フリースタイルドア」を採用。開口部が大きく開くことにより、後席に乗り降りしやすい形状を実現しています。
なお、EVモデルとマイルドハイブリッドモデルの外観デザインの違いは「e SKYACTIV」というエンブレムや充電口、ステッカーのみで、両車にほとんど違いはありません。
内装は、心が整えられ、自然体でいられる空間を目指しています。ソファのようなクロス素材を用いたシートは、まるでリビングでくつろいでいるような気持にさせてくれます。
またインテリアには、センターコンソールやドアハンドルの内側など、車内のさまざまなところにコルクが用いられるなど、環境に配慮した自然由来の素材が使用されているのが特徴です。
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ホンダeはハッチバック、MX-30はコンパクトSUVと、ボディスタイルは異なりますが、温和な外観デザインと、自然素材を用いて心地よさにこだわった内装など、優しさにあふれた内外装のデザインを特徴としているところは共通だといえます。
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