ハリアーやスカイラインが新型コロナ対策に有効!? 車内をクリーンに保つ最新装備

新型コロナウイルスが猛威を振るい続けるいま、換気や空気清浄など、これまでにもあった機能ですが、今後のクルマ選びではますます重視されるかもしれません。そこでは、車内の空気環境にこだわるクルマを紹介します。

「ナノイー」を採用するトヨタと「プラズマクラスター」の日産&ホンダ

 新型コロナウイルスが猛威を振るい、私たちは新しい生活様式を余儀なくされています。

 自粛が要請され少なからず窮屈な思いを強いられていますが、その一方で人類はワクチンの開発に挑むなど科学の力でこの難局を乗り越えようとしています。

ナノイーX発生装置を初搭載した「ハリアー」
ナノイーX発生装置を初搭載した「ハリアー」

 そうした新型コロナ対策のひとつとして注目を集めているのが、空気浄化や換気にまつわる技術。

 狭い空間に複数人数が乗るなど「密」になりがちなクルマにも関係する分野で、これからのクルマ選びにおいてひとつのポイントになるかもしれません。

 換気や除菌といった車内の空気環境にこだわったクルマには、どのようなものがあるのでしょうか。

 2020年6月にフルモデルチェンジしたトヨタ「ハリアー」は、高級サルーンのような快適性を備えるクロスオーバーSUVとして、瞬く間にヒット車となりました。

 予防安全技術「トヨタセーフティセンス」が全車に標準装備され、コネクティッドサービスにも対応。さらに、ドライブレコーダーのような前後方録画機能のついた「デジタルインナーミラー」をトヨタ初搭載するなど、現代のクルマとして求められる先進機能も盛り込まれています。

 そんな新型ハリアーのトピックのひとつに、パナソニックの「ナノイーX」発生装置が市販車として初採用(Sグレードを除く)されたことがあげられます。

「ナノイー」とは空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンで、さまざまな物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含みます。

「ナノイーX」はナノイーの10倍の量のOHラジカルを含み、よりいっそうの除菌効果が期待できるとされています。

 どんなに高機能な装備を採用したとしても空気は目に見えないので、コストをかけてもユーザーに訴求しにくい部分ですが、それでも最新のナノイーX発生装置を採用するのは、「感性品質」を重視する現行ハリアーらしいところといえるでしょう。

 また、日産「スカイライン」は、「プラズマクラスター」搭載オートエアコンを採用しています(GTグレードを除く)。

 現行スカイラインといえば、ハイブリッド車にハンズオフ機能を含む先進運転支援技術「プロパイロット2.0」が搭載されていることや、405馬力を発生するハイパワーな3リッターV型6気筒エンジン搭載の「400R」が注目されていますが、快適な室内を実現する装備を採用していることも見逃せないポイントです。

 このプラズマクラスターは、イオン濃度を高めることで空気浄化力の向上に加え、さまざまな効果が期待できるシャープの技術です。

 空気中の水分に高電圧を加えるパナソニックのナノイーに対し、こちらは水にプラスの電荷を、酸素にマイナスの電荷を与えることで、水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンを発生するというもの。

 スカイラインのエアコンでは、送風中はプラズマクラスター機能が常時作動し、高濃度プラズマクラスターイオンをエアコンの吹き出し風に含ませることで、除菌とともに内装に染みついた匂いの低減が期待されます。

※ ※ ※

 軽自動車の販売ナンバー1を誇るホンダ「N-BOX」にも、シャープのプラズマクラスターを採用。

 標準仕様の「EX」と「EXターボ」グレード、そしてカスタム仕様の全グレードに装備されました。

 また、エアコンのフィルターに重ねて設置することでウイルスを減少させる「くるますく」も、ディーラーオプションで用意されています。

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