欧州での2020年新車販売台数は24%減! 12月は1993年以来の低水準
ピュアEVとプラグイン・ハイブリッドの需要が急増
電気自動車の需要が旺盛なことにより、2モデルの電気自動車が欧州のモデル別販売台数ランキングのトップ3に入っています。フォルクスワーゲン「ID.3」は、人気の高いフォルクスワーゲン「ゴルフ」に次いで、2020年12月は約2万8000台を販売し、欧州で2番目に販売台数の多いモデルとなりました。
これは、総合ランキングをリードしたオランダ、スウェーデン、オーストリアでの好成績によるものです。
また、ID.3はドイツで3番目に売れたモデルで、イギリスでは4番目、デンマーク、ノルウェー、ルクセンブルクでは2番目に売れたモデルでとなりました。
そして12月の総合ランキングでは、テスラ「モデル3」がその後に続く結果となっています。
その他、 最近のEVの成長により恩恵を受けているモデルは、ピュアEV版が増加したフィアット「500」や、プジョー「2008」、ヒュンダイ「コナ」、オペル/ボクスホール「コルサ」、ルノー「ゾエ」などが挙げられます。
また、ランキングの下位モデルでは、セアト「レオン」の66%増、ボルボ「XC40」の67%増、シュコダ「カミーク」の58%増、フォルクスワーゲン「up!」の58%増、キア「ニロ」の99%増、ニッサン「ジューク」の90%増、ニッサン「リーフ」の94%増などが好調を見せました。
最近発表されたモデルではフォード「プーマ」が1万2874台、フォルクスワーゲン「ID.4」が4714台、メルセデス「GLB」が4013台、マツダ「MX-30」が3327台、ポールスター「モデル2」が3117台、シトロエン「C」が2314台、アウディ「e-tron スポーツバック」が1962台、ポルシェ「タイカン」が1912台を、それぞれ販売し ています。
これらEV人気の動向についてMunoz氏は「ヨーロッパではいま、電気自動車革命が起きようとしている。当月の結果は、電気自動車が適切な価格で販売されれば、人気のあるガソリン車やディーゼル車から消費者を引き寄せることができることを明確に示しているのだ」と分析しています。
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