今では数少ない国産ホットハッチ! ターボエンジンを搭載した高性能コンパクトカー3選
GRヤリスの源流といえる限定モデルとは
●トヨタ「ヴィッツ“GRMN Turbo”」
GRヤリスの登場以前の2013年に、トヨタは「ヴィッツ」をベースとしたコンプリートカー「ヴィッツ“GRMN Turbo”」を、200台限定で販売しました。
ヴィッツ“GRMN Turbo”は国内未導入の3ドア車をベースに、エンジンは1.5リッター直列4気筒ターボを搭載。最高出力は152馬力を誇り、ベースエンジンに対して43馬力もの出力向上を果たしています。
このパワーに対応するために駆動系が強化され、足まわりの専用チューニングにフロントブレーキは対向4ポットキャリパーを採用。シャシも補強材の追加による剛性アップが図られました。
外観はLEDを配したヘッドランプ、大口径マフラーエンド、リヤスポイラー、大型ロッカーモールなどによりスポーティに演出され、内装では専用スポーツシート、センターにタコメーターを配置して200km/hスケールの専用メーター、本革巻き3本スポークステアリングなどを装備。
価格は270万円(消費税8%込、以下同様)と内容を考えれば比較的リーズナブルで、販売方法はWEBサイトから商談申し込みをおこなう手法がとられました。
なお、2018年には150台限定で、最高出力212馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒にスーパーチャージャーエンジンを搭載し、専用の6速MTを採用した「ヴィッツGRMN」が発売され、こちらは400万円とかなり高額でした。
※ ※ ※
GRヤリスは価格的にも内容的にもかなり特殊なモデルといえますが、臆することなく使える現行モデルの国産ホットハッチといえばスズキ「スイフトスポーツ」があります。
また、輸入車ではアバルト「595」や「ミニ クーパーS」、現在は日本での販売を終了していますがフォルクスワーゲン「up! GTI」などがあり、欧州ではこの手のモデルはまだまだ人気が高いということでしょう。
どれもサイズ的に日本の道路事情にマッチしており、日常をスポーツに変えてくれるような魅力的なモデルばかりです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。