大排気量エンジンこそアメ車の真骨頂! 超ド級エンジンを搭載した異色のアメリカ車3選
バイパーの心臓が移植されたスーパートラック
●ダッジ「ラム SRT-10」
長年、アメリカで唯一無二のピュアスポーツカーの座に君臨していたのが、シボレー「コルベット」です。かつて、一代限りでロータス製DOHCエンジンを搭載したことがありましたが、初代から伝統的にV型8気筒OHVを搭載。2019年に発表された8代目では、リアミッドシップにエンジンを搭載する大改革がおこなわれましたが、V型8気筒OHVを受け継いでいます。
このコルベットに真っ向勝負を挑んだのがダッジ「バイパー」で、エンジンは8リッターV型10気筒OHVを搭載し、まさにアメリカンマッスルカーの真骨頂といえるモデルとなっていました。
さらに、バイパーと同じエンジンを搭載したハイパフォーマンスなピックアップトラックも存在。それがダッジ「ラム SRT-10」で、クライスラーのSRTシリーズの1台です。
もともと、バイパーのV型10気筒エンジンはフルサイズピックアップトラックのラムに搭載していたものをチューンナップした経緯があり、ラムの方が先にデビューしていました。
そして2002年に発売された3代目に、2代目バイパーと同じ8.3リッターV型10気筒OHV自然吸気エンジンを搭載する、SRT-10が追加ラインナップ。
最高出力は507馬力を誇り、最大トルクは712Nmを発揮し、トランスミッションは4速ATに加えて6速MTも設定され、このパワーをバイパーと同じく後輪のみで路面に伝えました。
外観も高性能モデルにふさわしいモデファイが施され、エアインテークを備えたボンネットに、フロントスポイラー、ベッドの後部にリアスポイラーが装着されています。
ラムはその後も代を重ね、現行モデルは5代目にあたりますが、SRT-10は3代目のみで消滅してしまい、いまでは伝説級のモデルです。
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現在もコルベットやダッジ「チャレンジャー」、「チャージャー」といった、大排気量V型8気筒エンジンを搭載した高性能なアメリカ車は健在です。
フォードはエンジンのダウンサイジング化に早期から着手してきましたが、現行モデルの「マスタング」には770馬力を誇る5.2リッターV型8気筒OHVスーパーチャージャーエンジンを搭載するなど、マッスルカーの伝統を継承しています。
動力の電動化が加速する昨今、こうしたエンジンは前時代的なのは間違いありませんが、大排気量エンジンには独特の魅力があり、まだまだ生き残っていてほしいところです。
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やはり、アメリカはガソリンが安いからでしょう、レートに依るけど2021年でもにっぽん円で90円以下ですよね、にっぽんのガソリンが高いのは・・・車に乗らない人、酒を飲まない人、タバコを吸わない人、温泉に入らない人・・・からも・・・記者さんにお任せ致します♪でも、V8のドコッンド・ドッコッコンって音良い、その横をプリウスがすぅ~と音も無く行きすぎましたとさ(笑)次回は【パンプキン・エルカミーノ】希望