大排気量エンジンこそアメ車の真骨頂! 超ド級エンジンを搭載した異色のアメリカ車3選

現在、世界中に存在する自動車メーカーのなかでも、独自の文化や思想で進化してきたのがアメリカのメーカーです。なかでも高性能車に対する考え方は日本や欧州とは異なり、とくにエンジンについては効率よりも排気量の大きさを競ってきました。そこで、大排気量エンジンを搭載した高性能かつ異色のアメリカ車を、3車種ピックアップして紹介します。

超絶パワーを誇る異色のマッスルカーを振り返る

 アメリカ車というと、欧州車や日本車とは異なる独自の文化によって進化してきました。なかでも高性能車についての考え方は独特で、アメリカ車はとにかく大排気量エンジンこそが至高の存在で、これに魅了されるファンも多くいます。

大排気量・大出力なエンジンを搭載した異色のマッスルカーたち
大排気量・大出力なエンジンを搭載した異色のマッスルカーたち

 近年は環境問題から、この考え方はだいぶ様変わりしてきた印象もありますが、大排気量エンジンに対する信仰はいまも残っているようです。

 そこで、数あるアメリカの高性能車のなかから、超ド級なエンジンを搭載した異色のモデルを3車種ピックアップして紹介します。

●ジープ「グランドチェロキー トラックホーク」

ラグジュアリーなSUVながらサーキット走行も想定した開発された「グランドチェロキー トラックホーク」
ラグジュアリーなSUVながらサーキット走行も想定した開発された「グランドチェロキー トラックホーク」

 ジープブランドは第二次世界大戦下で活躍した軍用車を原点としており、現在もクロスカントリー車やSUVを専門とするメーカーです。

 代表的なモデルは本格的なクロカン車の「ラングラー」、ライトなクロカン車で現在のSUVの先駆け的存在の「チェロキー」、そしてよりラグジュアリーな「グランドチェロキー」などがあります。

 このジープブランドを傘下に収めるFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は、これまでクライスラーブランドのモデルで高性能な「SRT」シリーズを手掛けてきました。

 その開発エンジニアたちが、グランドチェロキーの性能を極限まで追求してつくり上げたのが「グランドチェロキー トラックホーク」です。

 エンジンは6.2リッターV型8気筒OHVスーパーチャージャーを搭載し、最高出力は710馬力と名実ともにマッスルカーといえます。

 この強大なパワーに対してシャシや足まわりも当然強化され、20インチタイヤにサスペンションはビルシュタイン製ダンパーを標準装備し、ブレーキシステムはブレンボ製のキャリパーとディスクを採用しています。

 ボディサイズは全長4890mm×全幅1980mm×全高1800mmという堂々とした体躯を誇りつつも、超高性能なモデルながらエアロパーツなどは控えめです。

 一方で、内装にはホールド性を重視したスポーツシートが装着されるなど、のんびりと長距離ドライブを楽しむグランドチェロキーのキャラクターとは大きく異なり、トラックホークの名にふさわしくサーキット走行も視野に入れています。

 性能的には車重2.5トン弱もある巨漢ながら0-96km/h加速が3.5秒、最高速度290km/hという圧倒的なパフォーマンスを誇ります。

 グランドチェロキー トラックホークは日本でも2018年1月から受注販売され、2019年5月に登場した改良モデルでは価格(消費税込)は1356万円と、ポルシェ「911カレラ」と同等です。

●キャデラック「CTS-V」

マッスルカーの心臓を欧州車的なアスリートに鍛えられたボディに搭載する「CTS-V」
マッスルカーの心臓を欧州車的なアスリートに鍛えられたボディに搭載する「CTS-V」

 近年、アメリカの高性能車も世界的なトレンドには逆らえず、ダウンサイジングされたターボエンジンを搭載しているモデルも増えています。

 しかし、少し前のモデルに遡ると、往年のマッスルカーを連想させる大排気量エンジンにスーパーチャージャーを搭載したハイパーセダンも存在。それがキャデラック「CTS-V」です。

 キャデラックといえば大統領専用車にも使われるなど、アメリカを代表する高級車ブランドで、所有することは成功者の証といえるクルマでした。

 このキャデラックが考え方を大きく変えて開発したのが、2003に登場したCTSで、欧州車に近いスポーティなミドルクラスセダンとしてデビュー。

 初代CTSにはハイパフォーマンモデルのCTS-Vが追加され、2008年に発売された2代目、そして2013年に登場した3代目でもCTS-Vが受け継がれました。

 3代目CTS-Vに搭載されたエンジンは、6.2リッターV型8気筒OHVスーパーチャージャーで、最高出力は649馬力を誇り、この大パワーを後輪のみで路面に伝え、0-96km/h加速は3.7秒と、2トン近い車体を物ともしない加速力を発揮します。

 また、シャシや足まわりもチューンナップされ、ブレンボ製ブレーキシステム、電子制御式LSD、減衰力をアクティブ制御するショックアブソーバーなどを採用し、日常からサーキット走行までこなす実力を持っていました。

 外観では専用デザインのメッシュグリル、エアアウトレットの開いたカーボン製ボンネット、小ぶりなリアスポイラーなどを装備し、派手すぎない見た目ながらも高性能さをアピール。

 CTS-Vは日本にも正規輸入され、日本仕様のトランスミッションは8速ATのみでしたが、アメリカでは6速MTも選べました。

 なお、日本での当時の価格は1475万円(消費税込)です。

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コメント

1件のコメント

  1. やはり、アメリカはガソリンが安いからでしょう、レートに依るけど2021年でもにっぽん円で90円以下ですよね、にっぽんのガソリンが高いのは・・・車に乗らない人、酒を飲まない人、タバコを吸わない人、温泉に入らない人・・・からも・・・記者さんにお任せ致します♪でも、V8のドコッンド・ドッコッコンって音良い、その横をプリウスがすぅ~と音も無く行きすぎましたとさ(笑)次回は【パンプキン・エルカミーノ】希望