国産3列SUVに変化あり? ランクル&アウトランダー登場で再注目なるか
なぜミニバンからSUVに? 利便性よりも格好を優先?
ファミリー層からの支持も高いミニバンは、スクエアボディに3列シート、そしてスライドドアを備えていることで、広い室内空間、多人数乗車が可能、荷物を多く積めるといったメリットが挙げられます。
その一方で最近のミニバンは進化しているものの、全高が高いことやスクエアボディが災いして、高速走行時の安定性などは必ずしも快適とはいえません。
それでも利便性の高さからミニバン人気は続いていますが、ユーザーの意識に変化があるといいます。
エクストレイルに2列/3列を設定する日産の販売店スタッフは、次のように話しています。
「ミニバンは、やはり家族連れのお客さまから支持されています。祖父母や友人と出掛ける際に3列シートは便利という声を聞きます。
ただし、最近では『3列目に人を乗せることは年に数回しかなく、移動時間もそれほど掛からない』という声もちらほら聞いています。
また、『かつて子供が小さかったからミニバンだったが、大きくなったのでSUVに乗り換えたい』という声も聞きますので、少なからずミニバンからSUVへの乗り換え需要は増えているのかと思います。
実際、セレナからエクストレイルに乗り換える人もおり、たまに使うかもしれないから3列シートに決めたという人もいます」
また、SUVラインナップではライズからランドクルーザー、ミニバンでは「シエンタ」から「アルファード」など、多彩なラインナップを誇るトヨタではどうなっているのでしょうか。
首都圏の販売店スタッフは次のように話します。
「トヨタでは、ミニバン、SUV共にラインナップが多いため、『ミニバンからSUV』という乗り換えだけでなく、各ジャンルから人気のSUVに乗り換えられる人がいる印象です。
また、これまでミニバンに乗られていたお客さまが『3列目を使わない』や『子供が成長したからSUVが良い』という声もあります。
ただし、最近ではアルファードの人気も高いため、先代ハリアーからアルファードへの乗り換えなどもあるため、どのジャンルからの乗り換えが多いかは一概にいえませんが、お客さまの要望は多様化していることは間違いないかと思います」
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3列シートSUVはあくまでもSUV人気におけるひとつの選択肢ですが、それでも以前よりはミニバンからSUVに移り変わる需要は増えているようです。
北米市場でも、ミニバンから3列シートSUVへの乗り換えが多いといい、トヨタ「ハイランダー」、ホンダ「パイロット」、日産「パスファインダー」、マツダ「CX-9」、スバル「アセント」など全長5m級のモデルが設定されています。
あると便利な3列目ですが、今後も続くSUVブームにおいて日本でも採用例が増えるのか気になるところです。
「なかでも、ミニバンの代わりとして期待されているのが3列シートミニバンですが、昨今ではどのような変化があるのでしょうか。」
文がおかしい。
まったく同じ事に気付きました。
それと、利便性から格好というのも何か違うように思いました。
SUVもミニバンとは違う利便性があるのであって、格好だけなら誰も乗らないでしょ。