なぜ低価格SUV並みに人気? トヨタ高級SUV「ハリアー」納期9.5か月も コロナ禍で高級車販売に影響か
コロナが追い風に?先代とは異なるハリアーのユーザー
現行ハリアーが発売されたのは、2020年4月7日から5月25日の緊急事態宣言が解除されてわずか1か月後のことです。
新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、なぜ国産高級SUVのハリアーはスタートダッシュが切れたのでしょうか。
前出とは別のトヨタ販売店スタッフは次のように話します。
「これは私の体感ですが、そこまで顕著ではないものの、新型コロナの影響は想像以上にあると考えています。その理由は、あるふたつのタイプのお客さまが多いためです。
ひとつ目は、新型コロナでビジネスが成功したという人です。実際に、『いきなり超高級車を買ってしまっては世間の目があるからと国産高級SUVのハリアーを選んだ』という人がいらっしゃいました。これは高級ミニバンといわれる『アルファード』でも似たような現象が起きています。
ふたつ目は、クルマ通勤の増加です。これまでは電車等の公共交通機関を使用していたものの、感染防止からクルマ通勤に切り替える方は増えています。
最近では、本社ビルが地方へ引越しをする、という話も聞くようになりました。そこで『せっかく買うなら良いクルマを』と考える人は思いのほか多く、『ちょっと良い国産車を』ということでハリアーを選ぶ人は多いです」
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未曾有のウイルス災害で我々の生活は大きく変化しましたが、それがポジティブな方向に傾く人々もおり、ハリアーはその影響を少なからず受けているようでした。
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