超絶カッコイイのに日本で売っていない! 最新ピックアップトラック5選
トラック大国アメリカで高い人気を誇る2モデルとは
●トヨタ「タコマ」
トヨタはハイラックスシリーズが商用、レジャー用として日本でも人気でしたが、一旦は撤退し、2017年にタイ製モデルによって日本市場に復活を果たしました。
一方、これまで北米でもハイラックスを販売してきましたが、後に独自のラインナップを展開し、現行モデルのトヨタ製ピックアップトラックは、フルサイズの「タンドラ」と、ミドルサイズの「タコマ」が販売されています。
とくにタコマは「RAV4」をイメージさせるスポーティな外観が特徴で、グレードはベーシックな「SR」から装備が充実してスポーティな「TRDプロ」まで6タイプを展開。
ボディバリエーションは4人乗り2ドアのキングキャブと5人乗り4ドアのダブルキャブが設定され、サイズは全長5392mm×全幅1910mm×全高1793mm(ダブルキャブ、TRDスポーツ)と、ハイラックスよりもやや大きいサイズ感です。
エンジンは全グレードとも278HP(米規格)を発揮する3.5リッターV型6気筒を搭載。トランスミッションは6速ATのみで、駆動方式は2WDと4WDが用意されています。
価格は2万6150ドル(日本円で約272万)からと廉価グレードでも比較的高額な印象ですが、アメリカではピックアップトラックの税金や保険料が優遇されるため、若い世代からも人気があります。
●日産「タイタン」
日産のピックアップトラックというと、かつて日本でも高い人気を誇り、長い歴史のあるモデルの「ダットサントラック」と、1994年まで販売していた「サニートラック」が挙げられますが、2012年に完全に撤退してしまいました。
アメリカではダットサントラックを現地生産するほど需要があり、後に北米向けに「フロンティア」が登場。現在はミドルクラスのフロンティアと、フルサイズの「タイタン」というラインナップです。
初代タイタンは2003年に発売され、現行モデルは2015年にデビューしました。
ボディはキングキャブとダブルキャブの2タイプで、ダブルキャブのサイズは全長5793mm×全幅2050mm×全高1960mmと、フルサイズにふさわしい堂々たる体躯を誇ります。
また、エンジンも400HP(米規格)を発揮する5.6リッターV型8気筒を搭載し、最大積載量は1.1トンほど、最大けん引重量はおよそ5トンと、トラックとしての性能は一級です。
巨大なボディと同様に、とにかく押し出し感を強調したフロントフェイスは迫力満点で、威圧感は日本のミニバンの比ではありません。
価格は3万6550ドル(日本で約380万円)からで、トップグレードでは6万2310ドル(日本円で約648万円)と、もはや高級車の領域です。
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1990年代初頭のRVブームでは、日本でもピックアップトラックを普段使いするユーザーが多く存在しました。
ピックアップトラックを所有するうえで注意したいのが、毎年車検(新車時は2年後)であることや、重量税や自動車税は安いですが1ナンバーならば高速料金が乗用車より高くなること、自賠責保険が高いなど、維持費についてはメリット、デメリットがある点です。
また、一番のネックになるのがサイズで、ハイラックスの場合で全長5340mm×全幅1855mm×全高1800mmと、同社の大型ミニバンである「アルファード」よりも大きく、最小回転半径もアルファードの5.6m(ハイブリッド)に対してハイラックスは6.4mあり、駐車場や狭い道ではかなり気を使いそうです。
世界的にもこのクラスがスタンダードになっていることから、日本の道路事情にマッチしたピックアップトラックの登場は、難しいというのが現状です。
何故日産はナバラではなくタイタンの紹介なんでしょう?おかしくないですか?