30年前のナウい国産車が250万円超え!? 日産「フィガロ」の極上車を発見!
なぜ30年前のナウいクルマがアメリカで250万円もする?
そんなフィガロには、海外、とくにイギリスでも人気があるようです。
ライトウェイトスポーツカーのメッカでもあるイギリスで、ヨーロピアンなデザインのフィガロが高い人気を誇るのは、日産にとっては想定外の喜びだったかもしれません。
一説によると、2万台生産されたフィガロのうち、4000台近くがイギリスへと渡ったともいわれています。
すでに発売から25年が経過しているフィガロは、米国にも輸出されているケースがあるようです。
米国は右側通行のため、原則として左ハンドル車しか走行できません。しかし、一部の州では初年度登録から25年が経過しているクルマであれば、右ハンドルなどでも登録が可能となるいわゆる「25年ルール」があります。
そのため、国内専用車で左ハンドル仕様がないフィガロでも、米国の道を走ることができるのです。
日本車の人気が高いカリフォルニア州ロサンゼルス郊外にある中古車販売店では、実際にフィガロが販売されています。
発売当時のカタログカラーでもある「エメラルド」のエクステリアカラーで彩られたこの個体は、1991年式で走行距離は3万7272kmと、比較的低走行の1台です。
ホワイトレザーを基調としたインテリアも、往年のクラシックカーらしいたたずまいを存分に持っています。
バッテリーやスパークプラグ、エアクリーナーフィルターやワイパーブレードなどの消耗品は新品へと換装されており、コンディションは良好のようです。
気になる価格は2万3995ドル(約249万円)と、当時の新車価格である187万円を上回るプレミア価格となっています。
日本国内の中古車価格を見ると、50万円から150万円程度の個体が多く、やはり割高に見えます。
しかし、フィガロは前述の通り海外でも根強い人気があるため、状態の良い個体は海外において高値で取引されているようです。
かつては300万円を超える価格で取引された実績もあるといわれており、今回紹介した個体のように、程度のよい美品であれば決して高いとはいえないのかもしれません。
オープントップを開き、西海岸の海辺を走るフィガロの姿は、さながら1960年代の映画のように映ることでしょう。
その丸っこいボディが特徴のフィガロですが、米国の人々には“pike(トガった)”クルマに見えるようです。
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