大阪発世界最速カー「アウル」は3億6700万円! デリバリーは2021年内にもスタートか!?
3億6700万円のハイパーカーの驚くべき性能とは?
アウルのボディに包み込まれる基本構造体は、フロントメンバーまでが一体成型されるCFRP製のモノコックだ。
これに「パーマネント・マグネット・シンクロナス・モーター」と呼ばれるエレクトリック・モーターが4基搭載され、トータル最高出力は2012psと発表された。
同社とも密接な関係にあるクロアチアのリマックが、ファーストモデルのコンセプト・ワンで発揮した最高出力が、やはり同じ4モーター方式で1241ps、車重が1850kgであったことを考えると、アウルの持つ潜在的な運動性能に大きな期待が持てるのも当然といったところだろう。
実際アスパーク社はこの2012psのパワーを、「フォーミュラーEのほぼ3倍、フォーミュラー1のほぼ2倍以上」と語る。最大トルクは約2000Nm。こちらも驚異的な数値である。
64kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載するアウルは、80分の充電(44kW)で、450kmを走行することが可能とのこと。だが驚くのはやはりこのレンジではなく、加速性能や最高速といったデータだろう。
データ・シートを見れば、誰もが驚愕するに違いない。0−100km/h加速1.69秒、0−300km/h加速10.6秒、そして最高速は400km/hという数字が記載されているのだ。
このパワーを受け止めるサスペンションは、もちろんダブルウイッシュボーンである。車高は3段階に調節可能で、ドライバーはさらに4タイプのドライブモードを選択できる。
装着されるタイヤは、フロントが265/35ZR20、リアが325/20ZR21のサイズが設定され、いずれもピレリ製のPゼロ、もしくはミシュラン製のパイロットスポーツCUP 2Rの選択が可能だ。
注目の生産台数は50台の限定で、最初のモデルが間もなくデリバリーを開始するようだ。ちなみに生産はイタリアのマニファットゥーラ・アウトモビリ・トリノ社がおこない、価格は290万ユーロ(邦貨換算約3億6700万円)。
日本の地から誕生した世界最速のEVスポーツ、アウル。ハイパーカー市場で、彼らはどのような評価を受けるのが楽しみだ。
アウルの記事を興味深く拝見しました。
ただ大変残念なのは価格表示の間違い!
3億6700万円は290万ユーローです。(2万9000ユーローではありません)
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。
アウル画像下の価格は修正されてないままです。
誤字・誤植があると良い記事も残念な感じに
なってしまうので全体を見直してもらえたらと
思います。