激動の2020年、年間販売1位はホンダ「N-BOX」で4連覇! トヨタ車も猛攻で上位占める

トヨタ強し! 登録車&軽自動車のトップ5を発表!

 コロナ禍の影響を受けた2020年の自動車販売ですが、トヨタの好調さが目立つ結果となっています。

 登録車の販売ランキングトップ5を見ると、1位はトヨタ「ヤリス」(15万1766台)、2位はトヨタ「ライズ」(12万6038台)、3位はトヨタ「カローラ」(11万8276台)、4位はホンダ「フィット」(9万8210台)、5位はトヨタ「アルファード」(9万748台)と、4位のフィット以外、すべてトヨタ勢で占められています。

登録車ナンバー1のトヨタ「ヤリスシリーズ」
登録車ナンバー1のトヨタ「ヤリスシリーズ」

 10位以内でも、6位「ルーミー」(8万7242台)、8位「シエンタ」(7万2689台)、10位「ヴォクシー」(6万9517台)と、合計7車種のトヨタ車がランクインしました。

 トヨタは2020年5月に販売チャネルを統合し、全店舗が全車種を販売する方式へ移行。

 2020年2月に発売されたヤリスの場合、当初はネッツ店のみの販売でしたが、5月以降はどの店舗でも取り扱うことになったことから、販売増に貢献したものと考えられます。

 その一方でトヨタは、車種の統廃合を進める方針です。6位のルーミーは、9月のマナーチェンジで兄弟車の「タンク」と統合。タンクの名前は廃止され、ルーミーのグレードのひとつとなりました。

 販売チャネルがなくなったことから、それぞれのチャネルで取り扱っていた兄弟車も統合される予定だといいます。

「アルファード/ヴェルファイア」はアルファード、「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」はノアに統合されるという話が出ており、2021年はトヨタの車種整理が進むものと考えられます。

※ ※ ※

 軽自動車のトップ5は、1位:ホンダ「N-BOX」(19万5984台)、2位:スズキ「スペーシア」(13万9851台)、3位:ダイハツ「タント」(12万9680台)、4位:ダイハツ「ムーヴ」(10万4133台)、5位:日産「デイズ」(8万7029台)となります。

 上位3位は全高1700mm以上と背が高く、後部ドアにスライドドアを備えた「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるジャンル、4位、5位は全高1600mm以上で後部ドアにヒンジドアを備えた「ハイトワゴン」と呼ばれるジャンルが主流となっています。

 扱いやすいサイズや維持費の安さ特徴の軽自動車は、幅広い層から支持を集めていますが、ボディサイズに制約があるからこそ、室内が広いスーパーハイトワゴンやハイトワゴンに人気が集まっているようです。

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