2021年も軽の優勢は続く? ホンダ新型「N-BOX」登場で軽比率40%超えなるか

2020年の国内新車市場において、軽自動車の占める割合は37.4%を記録しました。依然として人気の高い軽自動車ですが、なかでも人気のカテゴリはいったいどんなものなのでしょうか。

軽スーパーハイトワゴンの人気は2021年も続くか?

 2020年(1月から12月)の登録車・軽自動車の販売台数が2021年1月5日に発表されました。2020年は新型コロナウイルス感染拡大などの影響もあり、登録車と軽自動車の合計販売台数は前年比11.5%減の459万8615台という結果となっています。

ホンダ新型「N-BOXカスタム」(2020年12月マイナーチェンジ)
ホンダ新型「N-BOXカスタム」(2020年12月マイナーチェンジ)

 そんななか、新型コロナ禍においても国内市場における軽自動車の人気は健在で、登録車の販売台数が288万527台(前年比12.3%減)だったのに対し、軽自動車は171万8088台(前年比10.1%減)を記録。

 2020年の国内新車販売における軽自動車比率は37.4%を占めており、前年から0.6ポイント上昇しています。

 そして、近年の軽自動車市場のなかでとくに人気が高いのが「軽スーパーハイトワゴン」と呼ばれるカテゴリの車種です。

 軽自動車車種別の2020年度上半期(4月から9月)販売台数ランキングを見ると、1位のホンダ「N-BOX」を含め、軽スーパーハイトワゴンが1位から4位までを独占。

 また、軽自動車を自社開発(共同開発含む)するメーカーおよびOEM車を販売する主要8社すべてが軽スーパーハイトワゴンをラインナップする状況です。

 軽スーパーハイトワゴンに明確な定義はないものの、全高1700mm以上の背が高いボディや後席両側スライドドアの採用、居住性を重視して設計された室内などが特徴。

 2020年12月25日にはホンダのN-BOXがマイナーモデルチェンジを実施。2015年から続く軽自動車販売台数ランキング連続首位を6年連続に伸ばすことができるのか、注目されます。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2021年1月8日に車種名別の2020年販売台数を発表予定です。

 それではここでクイズです。

 2003年に初代モデルが登場し、軽スーパーハイトワゴンという新たなジャンルを開拓したクルマは次のうちどれでしょうか。

【1】ダイハツ「タント」

【2】三菱「eKワゴン」

【3】スズキ「ワゴンR」

※ ※ ※

 正解は【1】の「タント」です。

 タントは2003年に発売され、現行モデルは4代目。前述の軽自動車2020年度上半期販売台数ランキングでは3位を記録しました。

 なお、三菱は「eKクロススペース/eKスペース」、スズキは「スペーシア」という軽スーパーハイトワゴンをラインナップしています。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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