購入するなら新車・中古車? ホンダ「フィット」は新型も狙い目か

2020年2月に4代目モデルへとフルモデルチェンジしたホンダ「フィット」ですが、中古車市場でも流通する個体は意外に多いようです。では、中古車市場にはどのようなお得なフィットがあるのでしょうか。

ホンダの築き上げた技術と進化した安全支援が搭載されたフィット

 ホンダ「フィット」は、かつて発売されていた「ロゴ」の後継車として、2001年に初代が登場しました。
 
 当時ホンダが発売するモデルのなかで、軽自動車以外ではもっとも小型な乗用車として発売。
 
 初代が登場してから約19年という長い期間をかけて、パワートレイン、アシスト機能、燃費性の向上などの進化を続け、コンパクトカーとして個人から法人までさまざまなニーズに応えるモデルとして親しまれています。

新型モデルとなる4代目フィットもそれなりに中古車市場で出回っている。
新型モデルとなる4代目フィットもそれなりに中古車市場で出回っている。

 初代が登場した翌年2002年の販売台数は25万790台となっており、ランキングでは1位を獲得。

 2007年には2代目、2013年には3代目にフルモデルチェンジをおこない、現行モデルの4代目が2020年2月に登場します。

 2020年上半期(1月から6月)までの上半期販売台数は5万29台という記録を残しており、ランキングは3位と人気を維持し続けています。

 4代目のボディサイズは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1515mmから1565mmと、コンパクトカーの車内空間は狭いというイメージがありますが、フィットは「どの席に座っても広々とした車内空間」というキャッチフレーズをつけるほど、広々としたストレスない空間となっています。

 エクステリアは、すっきりとしたフロントデザインとなっており、飽きの来ないシンプルな印象を受けます。

 インテリアでは上級モデルにおいて、シートに本革が採用され、インストルメントパネルやハンドルなどの内装にも本革を使うことで、落ち着いた高級感のあるデザインとなっています。

 また、視界の良さについてもこだわっており、フロントピラーを極細にすることで、視界が広くなり、インストルメントパネルを水平基調にして、スッキリとした視野の確保を実現。

 4代目フィットの特筆すべき点として、ホンダが築き上げてきた技術のひとつでもある、ハイブリッドシステムの「e:HEV」があります。

 e:HEVは、走行用と発電用のふたつのモーターとエンジンを採用しており、「EVドライブモード/ハイブリッドモード/エンジンモード」と、走行中に発電とモーターを駆動、エンジンの駆動を切り分け、燃費効率を高める走りを可能にしたシステムとなっています。

 燃費性能は、e:HEVモデルの場合WLTCモードで29.4km/Lと、驚異的な燃費効率を実現しています。

 安全支援システムには全タイプに先進の安全支援システム「Honda SENSING」を標準装備。

 Honda SENSINGには、昼間、夜間を問わず、人やクルマを検知して運転手に知らせて安全運転をサポートしてくれる機能や、走行時の前方の車両との距離を保つ「クルーズコントロール」、追突事故を軽減する事ができる「エマージェンシーストップシグナル」など、豊富な安全支援システムが搭載されています。

 グレードは、ガソリンエンジンモデルが「BASIC」から「LUXE」の5種類、e:HEVモデルが、「e:HEV BASIC」から「e:HEV LUXE」の5種類、駆動方式はFFと4WDの2種類のラインナップがあります。

 価格は、ガソリンエンジンモデルが155万7600円から218万6800円、e:HEVモデルが199万7600円から253万6600円です。

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