4WD仕様は約14倍の駆動力を発生するリアモーターを搭載

　日産は新型「ノート」の2WD仕様を2020年12月23日に発売しました。また、同日に4WD仕様を発表し、2020年度内の発売を予定していると明らかにしています。

　日産が2020年11月24日に世界初公開した新型ノートは、先代モデルまであったガソリン仕様を廃止し、全車が電動パワートレインの「e-POWER」仕様として登場。

　搭載されるe-POWERは第二世代へと進化し、第一世代よりも40％の小型化と30％の軽量化を実現。モーターは先代ノートに対してトルクを10％、出力を6％向上させ、加速感や運転のしやすさなどが向上しています。

　そして、今回正式発表された新型ノートの4WD仕様は、日産がフルEVの「日産リーフ」などで培ってきた、電動車の制御技術を搭載。

　全車速域において四輪すべてを強力なモーターで駆動・制御することで、新次元の走りを実現した、本格電動四輪駆動システムを搭載するモデルです。

　リアに先代モデルと比べて約14倍の駆動力を発生する、50kWのモーターを採用。

　さらに、日産独自の前後独立モーターを緻密かつ瞬時に制御する技術により、ドライ路面はもちろん、ウェットやアイスバーン、深い雪道などといったあらゆる路面状況において、力強く安定した快適な走りを見せます。

　また四輪を滑らかに駆動するため、滑りやすい路面でも安定感のある力強い発進や加速を可能としたほか、減速時は四輪の減速力を高精度に制御するため、車体をフラットに保ったまま安定した走行を実現。

　加えて、後輪に回生制御を追加したことで、エネルギー回収効率も向上させています。

　コーナリングにおいては、前後の駆動力の配分を自在に変えることが出来るため、滑りやすい路面でも高い性能を発揮することが可能です。

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　新型ノートの価格（消費税込）は、11月24日に発表された2WD仕様が202万9500円から218万6800円、12月23日に発表された4WD仕様が228万8000円から244万5300円です。

　なお、日産が2020年3月13日より本格稼働を開始した、オンラインから注文可能なサブスクリプションサービス「クリックモビ」においても、近日中に新型ノート（2WD仕様）の取り扱いを開始する予定だといいます。