ついに発売! 日産新型「ノート」は運転しやすさも超進化? 外観だけでない改善の中身とは

日産が2020年12月23日に発売する新型「ノート」は全車が「e-POWER」(ハイブリッド)仕様です。日産がこれまでさまざまな車種に展開してきたe-POWERですが、新型ノートでどのような改良が加えられたのでしょうか。

よりきめ細やかな制御をおこなうことで優れた静粛性を実現

 日産が2020年12月23日に発売する新型コンパクトカー「ノート」は、全車が「e-POWER」(ハイブリッド)仕様になっています。

 現在国内で販売されているハイブリッド専用コンパクトカーとしてはトヨタ「アクア」などが挙げられますが、新型ノートもフルモデルチェンジに伴いガソリン車を廃止し、ハイブリッド専用コンパクトカーに加わったかたちです。

全車e-POWER車の日産新型「ノート」
全車e-POWER車の日産新型「ノート」

 新型ノートに搭載されるe-POWERは第二世代となる新型で、より楽しい運転特性と扱いやすさを両立。先代ノート、セレナ、キックスに搭載されている第一世代e-POWERから大きく進化を遂げたといいます。

 具体的にはインバーターとモーターを刷新し、インバーターは第一世代よりも40%の小型化と30%の軽量化を実現。モーターは先代ノートに対してトルクを10%、出力を6%向上させ、より走って楽しいシステムに仕上げられました。

 加速だけでなく、減速のなめらかさもこだわった制御としています。

 また、エンジンの作動頻度低減をおこなう制御を取り入れたり、車体の遮音性能を向上させることで静粛性を向上させたほか、ロードノイズが大きいと判断した場合に、発電を積極的におこなう制御を世界で初めて開発。

 なめらかな路面でエンジンを止める時間を長くすることで、トータルでの静粛性向上に寄与しています。

 また、アクセルオフでより強い減速力を得られる「エコ」「スポーツ」のふたつのドライブモードにもクリープ走行を設定することで、駐車場での速度調整が容易となっています。

 2016年に先代ノートへe-POWERが初搭載されて以来、研究開発が続けられた成果が、新型ノートに凝縮されているといえるでしょう。

※ ※ ※

 日産は、先代ノートの発売以降、さまざまな車種にe-POWERを搭載。先代ノートから数えると、新型ノートはe-POWER搭載車として4車種目、e-POWER専用車としては2車種目となります。

 それではここでクイズです。e-POWER仕様が設定されている日産車は、次のうちどれでしょうか。

【1】セレナ

【2】エルグランド

【3】リーフ

【4】エクストレイル

※ ※ ※

 正解は【1】の「セレナ」です。

 日産がこれまで発売したe-POWER車は、先代ノート(e-POWER仕様発売:2016年11月)、セレナ(e-POWER仕様発売:2018年3月)、キックス(発売:2020年6月)、そして今回の新型ノートと続きます。

 セレナは初のe-POWER搭載ミニバンとして、キックスは初のe-POWER搭載SUVとして登場したほか、キックスは初のe-POWER専用車として日本市場に投入されました。

 今後、e-POWER搭載車の海外展開も本格化すると見られ、すでにタイの工場では日本仕様および現地仕様のe-POWERを搭載したキックスが生産・販売されているほか、2021年春に欧州で発表予定の新型SUV「キャシュカイ」にも欧州発の「e-POWER」が設定されるといいます。

 新型ノートを含め、今後e-POWER搭載車がどのように展開されていくのか注目されます。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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