なぜ買えない? 国内で売れば爆売れ確実! 海外専売の日本車5選
アジアでは「ミニバン×SUV」の海外専用車が人気
●三菱「エクスパンダークロス」
アセアンでヒットしている三菱車として、「エクスパンダークロス」があります。
エクスパンダークロスは、コンパクトMPV(マルチパーパスビークル)として人気を誇る「エクスパンダー」をベースとし、SUVスタイルを取り入れました。
ボディサイズは全長4500mm×全幅1800mm×全高1750mmと、日本のミドルサイズミニバンと同等の大きさです。
外観は三菱の「ダイナミックシールド」を取り入れた存在感のあるデザインが特徴。さらにバンパー下部にスキッドプレートを装着するなど、ワイルドさも感じられるスタイルとしました。
また、エクスパンダーに比べて20mm車高を高くし、最低地上高はクラストップの225mmとし、荒れた道路や浸水した道路での走破性を高めたほか、ドライバーの視認性も良好です。
3列シート7人乗りを実現した室内は広々としています。フル乗車しても、5ガロンボトル(19リットル)4本、もしくは標準的なベビーカーを入れるのに十分な荷物スペースを確保するなど、実用性も備えました。
パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションは4速ATと5速MTを用意しています。
エクスパンダーとエクスパンダークロスは、アセアンでの販売を目的に開発されたモデルです。
日本での発売を要望する声があるものの、規制対応の面やコスト面などで難しいとのことから、現段階では日本での販売予定はないようです。
●トヨタ「シエンタクロスオーバー」
2020年12月7日に台湾で発表されたトヨタ「シエンタクロスオーバー」。コンパクトミニバン「シエンタ」の現地仕様をベースに、SUV風に仕上げたモデルです。
シエンタクロスオーバーのボディサイズは、全長4350mm×全幅1695mm×全高1700mmと、シエンタ(日本仕様)に比べて全長は+90mm、全高は+25mm拡大しています。
最低地上高が165mmに高められたり、専用サスペンションを採用し、悪路走破性が向上しました。
外観は、前後にスキッドプレート調のパーツやルーフレールなど、専用デザインを採用し、クロスオーバーらしさを表現。さらに、ブラックの樹脂パーツが装備されるなど、力強い印象になっています。
シエンタクロスオーバーは全車1.8リッターエンジンを採用。ハイブリッド仕様の設定はありません。
安全装備としては、予防安全装備「トヨタセーフティセンス」などが標準装備されました。
日本でも人気のシエンタですが、このシエンタクロスオーバーが発売される予定はなさそうです。
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魅力的な海外専売の日本車はほかにもたくさんあり、世界のさまざまな国で販売されています。
もし日本へ導入するとしたら、法規対応や安全性、内外装の仕様など、越えなければならないハードルがいくつもあります。
いくら導入を望む声があったとしても、現実的ではないことが多いようです。
よく安直に「日本で売ったら爆売れ確実」って見出し作れるよな。
売れなかったとしてもお宅らは責任取らなくても済むけど、実際に売った自動車メーカーはそれで損益被るんだからね。
自動車メーカーから訴えられても知らんよ?