「ウイスキーボンボン」で飲酒運転? コロナで飲酒機会減っても 気になるお酒の事情
例年、12月や1月に多くなる忘年会や新年会は新型コロナウイルスの影響により少なくなっています。しかし、通常の時期と比べて飲酒の機会は増える可能性はあり、同時に飲酒運転も危惧されます。では、お菓子コーナーで販売されているお酒入りのチョコレートは、食べると飲酒運転になるのでしょうか。
お酒入りチョコレートって飲酒運転になるの?
年末年始は、飲酒の機会が増えます。しかし、昨今は新型コロナウイルスの影響で忘年会や新年会は減少しているといいますが、それでも通常の時期よりは、飲酒する機会は多いでしょう。
では、「ウイスキーボンボン」などのアルコール入りチョコレートを食べて運転すると飲酒運転になるのでしょうか。
最近ではデパートなどで、さまざまな種類のチョコレートが販売されていたり、バレンタインの季節になると、大人向けの洋酒入りチョコ、日本酒入りチョコなど幅広いチョコレートが販売されています。
お酒入りチョコレートとして有名なもののひとつが「ウイスキーボンボン」です。
ウイスキーの通常のアルコール度数は40度から43度とお酒のなかでも度数は高いですが、チョコレート自体に含まれるアルコール度数は、ものにもよりますが2%から3.5%ほどとなっています。
国税庁によれば、「酒税法上の酒類とは、アルコール分1度以上の飲料となり、アルコールが含まれるチョコレートは『酒類』に該当しない」とされています。
しかし、食べた直後は身体からアルコールが検出される可能性があり、酒気帯び運転となる場合もあります。
アルコールは分解するのには時間がかかります。厚生労働省によると、アルコール分解速度は男性が1時間に9g、女性で6.5g程度といわれています。
ビール中瓶で例えると、1本が約20gになるので、男性は2.2時間、女性では3時間ほど分解にかかるのが平均です。
アルコールは少量でも摂取すると分解に時間がかかるので、お酒入りチョコレートを多量に食べる際には運転を控えた方が良いといえるでしょう。
警察署の交通課の担当者は以下のように話します。
「アルコールは、飲酒検問した際に検知されなければ飲酒運転にはなりませんので、お酒入りチョコレートを食べていても検知されなければ飲酒運転とはなりません。
しかし、過去には直前にお酒入りチョコレートを食べて検知に引っかかったという事例もあります。
アルコール反応は、人によって、体型や性別、その日の体調、お酒の弱い強いなども関係してきます。
お酒入りチョコレートはパッケージに表示がありますし、食べる際はぜひ気をつけていただきたいです。
チョコレートに限らず、お酒の含む食品を食べた直後の運転はしないよう心がけていただきたいです」
車内にアルコール消毒ハンドスプレーを常備し逐一手指消毒してたら
飲酒検問で引っかかったという話しも聞いたことがあります。
結果的にはそう判明して無罪放免になったらしいですが、
原因が分からず促されるまま警察の「サインしろ」に屈してしまうとアラ大変。
下手すると仕事も失いますのでご注意下さい。