一度は所有してみたい! 1000万円超は当たり前な超高級国産車5選
日産&ホンダのスーパースポーツは2000万円超!
●日産「GT-R」
もともとは「スカイライン」のスポーツグレードのひとつとして誕生した「GT-R」。単独車種に独立したR35型は2007年登場と、すでに13年を経過したロングセラーモデルです。
GT-Rは毎年のように年次改良がおこなわれていますが、大きな改良が加えられたのは2016年に登場した「2017年モデル」です。
フロントマスクはVモーショングリルや機能性も兼ねた新形状のメッシュグリルなどが取り入れられましたが、スカイライン伝統の丸型4灯テールランプは変わらず採用されています。
日産最強のスーパースポーツにふさわしい、まるでレーシングカーのようなタイトなコクピットは、スポーツマインドを刺激するデザインです。なお、2ドアクーペのGT-Rですが、後席も備えた「2+2」の4人乗りです。
現行モデルは2019年に改良された2020年モデルで、レースで磨き抜かれた技術を応用してより研ぎ澄まされた性能を実現しました。
搭載されるエンジンは、GT-R専用に開発された3.8リッターV型6気筒ツインターボ(VR38DETT)で、570馬力を発揮。専用チューニングが施された「GT-R NISMO」においては、600馬力というモンスター級のパワーを発揮します。
エンジンは「匠」と呼ばれる熟練の職人が手作業で組み立てており、組み立てた匠のネームプレートが装着されるのも、GT-Rが特別な工程を経て作られていることを示しているといえます。
トランスミッションはデュアルクラッチトランスミッション、駆動方式は4WD(アテーサ E-TS)です。
現行モデルの発売当初は、777万円という頑張れば手が届く価格でしたが徐々に高額化。
現在ではエントリーグレードも1000万円超、最上級のNISMOにいたっては2000万円を軽く超える超高額のスーパースポーツになっています。
価格は、GT-Rが1082万8400円から1463万6600円、GT-R NISMOが2420万円です。
●ホンダ「NSX」
ホンダスポーツカーのトップモデルは、2016年に11年ぶりに復活した「NSX」です。現行モデルの基本設計や生産は、アメリカでおこなわれています。
NSXほかのスーパースポーツに負けない、ロー&ワイドなスタイルを強調した美しいデザインですが、空力性能的にも優れたスタイル。
内装はコンパクトに設計されているものの、ドライバーの空間はできるだけ広く確保されています。
パワートレインは、3.5リッターV型ツインターボエンジンをミッドシップに搭載。3基のモーターと組みあわせたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を採用し、システム最高出力は581馬力を誇ります。
なお、エンジンを運転席後方に搭載することもあり、NSXは2シーターとなります。
高効率モーターや9速DCT、トルクベクタリングを可能とするフロントの左右独立モーターなどの組み合わせにより、リニアで力強い加速やより優れた回頭性能を実現。
さらに、4つのモードから車両特性を選択できる「Integrated Dynamics System」を採用し、日常からサーキットでのスポーツ走行まで、さまざまなシーンで楽しむことができます。
NSXはワングレードのみで、価格はGT-R NISMOと同じ2420万円です。
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数億円という超高額輸入車に比べると、国産最高額のGT-RとNSXでも2420万円と、日本の高級車は比較的リーズナブルに購入することができます。
とはいえ、一般庶民にとってはどれも高嶺の花。死ぬまでに一度は所有したい、憧れのクルマなのです。
日本車gm