軽は「N-BOX」だけじゃない! 趣味に使える軽モデル5選
走りが楽しい軽スポーツカーとは?
●ホンダ「S660」
軽自動車という枠のなかで、走りが楽しい本格スポーツカーとして2015年に登場したのがホンダ「S660」です。
2人乗りの軽オープンカーで、660ccのターボエンジンをリアミッドシップに搭載し、後輪を駆動するMRを採用しました。
トランスミッションはCVTと6速MTがありますが、S660が軽に初めて6速MTを搭載したモデルです。
また、軽初の電子制御システム「アジャイルハンドリングアシスト」を採用。コーナリング時に狙ったラインをトレースしやすく、少ないステアリング操作でスムーズな車両挙動を実現しました。
S660は地を這うような低い着座位置で、まるでゴーカートに乗っているようなワクワクした感覚を味わえます。
2020年1月にマイナーチェンジし、内外装のデザイン変更やボディカラーが追加されました。
室内はかなり狭いものの、脱着式のソフトトップを外して屋根をオープンにすれば、開放的な雰囲気を楽しめるのもS660の特徴です。
注意したいのは、リアにエンジンが搭載されていることから、S660にはトランクスペースが存在しないことです。
同乗者がいると助手席に荷物も置けないため、ひとりでひたすら走りを楽しむ、ストイックなスポーツモデルだといえます。
価格は203万1700円から304万2600円です。
●ダイハツ「コペン」
S660と同じく、2人乗りの軽オープンカーのダイハツ「コペン」は、現行モデルは2014年にデビューした2代目です。
初代は丸みを帯びた可愛らしいスタイルでしたが、現行モデルは「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」といったスタイルが選べる、個性派スポーツカーに生まれ変わりました。
コペンの独自性はほかにもあり、内外装を脱着して別のデザインに着せ替えられる「DRESS-FORMATION」を採用。購入後でも異なるスタイルに変身することができます。
そして2019年10月には、第4のモデルとして「GRスポーツ」を追加。トヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」のノウハウを注入し、スポーツ性能を高めたモデルが登場しました。
いずれもパワートレインは660ccターボエンジンに、CVT/5速MTが組み合わされます。
コペンは電動ルーフを備えており、ボタンひとつで屋根を開閉することができます。
また、トランクスペースは、ルーフクローズ時にはゴルフバッグも積める容量を確保しますが、オープン時はトランクスペースに屋根が格納されるため荷室容量が減少。
それでもハンドバッグ程度なら載せることができるなど、実用性も備えています。
価格は188万6500円から244万6000円です。
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今回紹介した軽自動車は、アウトドア系では荷物を積むために後席をラゲッジスペースにしたり、走り系ではそもそも2シーターだったりと、大人数でワイワイ移動するためのモデルではありません。
しかし、キャンプや釣り、ウインタースポーツに加え、スポーツ走行を楽しむなど、趣味に没頭できる個性派ぞろいだといえます。
S660も良いけど、早くカプチーノ出ないかな
コペンは電動ルーフが良いけど、全体にボテッとしたデザインが見た目のスポーツ感が無くて・・・
コペンはスポーツカーと言うより、GTだと感じてます。MTよりATを選び、町外れをオープンで優雅に走る…洒落た大人の車