三菱の技術を凝縮!? 新型クーペSUV「エクリプスクロス」 最上級の超豪華仕様は何百万円?

三菱が2020年12月4日に発売した新型「エクリプスクロス」は、環境性能と走りの楽しさを両立したプレミアムなクーペSUVです。三菱の独自技術が込められたオプションや、快適性や利便性を高めるオプションなどが設定されていますが、装着可能なオプションをフル装備にすると、どんな仕様のエクリプスクロスになるのでしょうか。

特別塗装色「ダイヤモンドカラー」の新色が登場

 三菱が2020年12月4日に発売した新型「エクリプスクロス」は、外観デザインを刷新したほか、新たにプラグインハイブリッドシステム仕様を設定。

 さらにS-AWCも搭載して(PHEV仕様とガソリン・4WD仕様)優れた操縦安定性を実現するなど、三菱が追求してきた環境性能と走りの楽しさを両立したプレミアムなクーペSUVとなっています。

2020年12月4日に発売された新型「エクリプスクロス」(車種はPHEVモデル)
2020年12月4日に発売された新型「エクリプスクロス」(車種はPHEVモデル)

 そんな新型エクリプスクロスですが、三菱の独自技術が込められたオプションや、快適性や利便性を高めるオプションなど、さまざまなメーカーオプションが設定されています。

 もし装着可能なオプションをフル装備にすると、どんな仕様のエクリプスクロスができ、総額はいくらになるのでしょうか。

 最上級仕様で選択可能なメーカーオプションをすべて装着した仕様で検証します。

 新型エクリプスクロスのグレード展開は、PHEV仕様が「P」「G」「M」の3グレード、ガソリン仕様が「G Plus Package」「G」「M」の3グレードで全6グレードです。

 PHEV仕様は全車が前後1基ずつの高出力モーターで構成されるツインモーター式4WDが搭載され、ガソリン仕様は2WD仕様と4WD仕様が選択できます。

 このなかで最上級グレードとなるのは、車両価格(消費税込、以下同様)が447万7000円に設定されたPHEV仕様のPグレードです。今回はこのPグレードに設定されるメーカーオプションをすべて選択していきます。

 新型エクリプスクロスに設定されるオプションのなかで、三菱の独自技術が用いられているものとしてボディカラーが挙げられます。

 特別塗装色として設定された「ダイヤモンドカラー」は、クーペSUVならではのスタイリングを持つ新型エクリプスクロスの美しさをさらに引き立てる三菱独自の高輝度塗装で、従来からあった「レッドダイヤモンド」に加え、今回「ホワイトダイヤモンド」を新たに設定。

 パールの白い輝きと金属の陰影を併せ持つ爽快かつ艶やかなホワイトで、新型エクリプスクロスが持つ先進性を演出します。ダイヤモンドカラーのオプション価格は7万7000円です。

 次に内装の装備を見ると、プレミアムサウンドシステムとしてハイパワーアンプと8個のスピーカーで構成される三菱独自の「ミツビシパワーサウンドシステム」がオプション設定されています。

 車両形状に合わせた音響チューニングがおこなわれ、フロントにはアルミ蒸着グラスファイバー製スピーカーとカーボン製コーンを採用したミッドツイーターを、リアドアにはツイーターを同軸に配置したコアキシャル2Wayスピーカーを搭載し、なめらかでみずみずしい音質を実現しました。オプション価格は9万3500円です。

 また、車内に開放感をプラスするオプションとして、電動パノラマサンルーフも設定されています。SUVらしさを高めるルーフレールとのセットオプションで、15万9500円です。ルーフレール単品も設定されています(3万3000円)。

※ ※ ※

 前述したオプションも含めて、今回選択したメーカーオプションは全部で6つです。そして、ディーラーオプションとして定番のETCとフロアマットを選択すると、オプション装備の一覧は次のようになります。

●メーカーオプション(総額:70万4000円)

・有償色:ホワイトダイヤモンド(7万7000円)

・ミツビシパワーサウンドシステム(9万3500円)

・ルーフレール+電動パノラマサンルーフ(15万9500円)

・本革シート+助手席パワーシート+後席シートヒーター(20万9000円)

・電気温水式ヒーター(11万円)

・三菱リモートコントロール(5万5000円)

●ディーラーオプション(総額:7万8034円)

・ETC2.0車載器(4万7432円)

・フロアマット プレミアム(3万602円)

 以上の装備を選択した新型エクリプスクロスPHEV Pグレードの価格は、529万9034円となりました。

※ ※ ※

 新型エクリプスクロスPHEVは、同社のフラッグシップSUV「アウトランダーPHEV」よりもスポーティなキャラクターが与えられているといいます。

 最新の四輪制御技術や電動化技術が搭載され、さらに三菱のロゴマーク「スリーダイヤ」の名前を冠したホワイトダイヤモンドのボディカラーを纏う新型エクリプスクロスは、最新の「三菱らしさ」が存分に表現された一台といえるでしょう。

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